防災グッズの必需品55選!ジャンル別に分かりやすく紹介

家族防災

地震や台風の報道をきっかけに防災対策を始めたいと思っても、ネット上の情報が多すぎて、本当に必要な必需品を選びきれずに迷う人は少なくありません。無駄な出費を避けながら、命を守るために優先すべきグッズを絞り込むことが、防災対策の第一歩になります。

本記事では、防災グッズの必需品として、生命維持・食料・水分、避難・防護・安全、衛生・トイレ・感染症対策、明かり・電源・情報獲得、居住・睡眠・プライバシー、貴重品・個人の必需品という観点から、合計55の防災グッズを紹介します。

【生命維持・食料・水分の必需品10選】防災グッズの必需品

被災後の数日間、支援が届かない期間であっても命を維持するために必要な、食料と水分、調理器具に関する必需品を紹介します。

保存水

保存水は、生存に最も欠かせない水分を確保するためのグッズです。飲料水として必要な量は1人1日3Lが目安とされ、最低3日分、できれば1週間分を家族の人数分そろえておきます。長期保存できる専用の保存水を選んでおくと、期限の管理がしやすくなるでしょう。家族の人数に合わせた必要量を把握しておきたい家庭で役立ちます。

非常食

非常食は、調理を最小限に抑えて食べられる主食を確保するためのグッズです。アルファ化米や保存パン、レトルト食品であれば、ライフラインが止まった状況でも安全に食べられます。インスタントラーメンなど普段から使う食品を組み合わせておくと、追加の主食としても活用できるでしょう。かさばらず日常的に管理したい一人暮らしや一般家庭で役立ちます。

栄養補助食品

栄養補助食品は、食欲がないときに手軽に栄養を補給するためのグッズです。ゼリー飲料やカロリーバーは、ストレスのかかる避難生活でも口にしやすく、エネルギー密度も高いという特徴があります。収納スペースを圧迫せず、安価に備えられるため、一人暮らしの学生にも扱いやすいグッズです。

簡易用給水バッグ

簡易用給水バッグは、給水車が来た際に自宅まで水を安全に運ぶためのグッズです。背負えるタイプや、取っ手付きで耐久性の高い折りたたみ式を選んでおくと、重い水を運ぶ負担を減らせます。水そのものの備蓄に加えて、給水支援を受ける際の準備を整えておきたい家庭に役立ちます。

カセットコンロ

カセットコンロは、電気やガスが止まった自宅で温かい食事を作るためのグッズです。温かい食事は栄養補給だけでなく、被災時の気持ちを落ち着ける効果も期待できます。在宅避難を続けることになった場合に、家族へ普段に近い食事を用意したい家庭に役立ちます。

カセットガスボンベ

カセットガスボンベは、カセットコンロを稼働させるための燃料グッズです。1人あたり、あるいは世帯あたりの使用目安を踏まえて、十分な本数をストックしておきます。コンロ本体だけでなく、燃料の備えも忘れずに確認しておきたい家庭に役立ちます。

割り箸・使い捨てスプーン・フォーク

割り箸・使い捨てスプーン・フォークは、水が貴重な災害時に食器を洗う手間を省くグッズです。個包装された使い捨て食器を使うことで、衛生面を保ちながら二次感染のリスクを抑えられます。限られた水資源を守りたい一人暮らしの生活で役立ちます。

紙コップ・紙皿

紙コップ・紙皿は、軽くて割れず、使用後はそのままゴミとして処分できる食器のグッズです。避難所や自宅避難の場面で、家族分の食器を洗う水が確保できない状況を想定して備えておきます。水の確保が難しい震災時の食事の場面で役立ちます。

食品用ラップ

食品用ラップは、お皿に敷くことで食器を汚さずに使い回せるグッズです。体に巻いて防寒に使ったり、けがの応急処置での包帯代わりにしたりと、多目的に活用できます。少ない予算と収納スペースで複数の役割を果たしたい家庭に役立ちます。

缶切り・栓抜き

缶切り・栓抜きは、プルトップ式でない缶詰や、支援物資として届いた缶詰を確実に開けるためのグッズです。単体で備えるほか、万能ナイフやマルチツールに装備されているものを選ぶ方法もあります。せっかく用意した食料が開けられないという失敗を防ぎたい家庭に役立ちます。

【避難・防護・安全の必需品10選】防災グッズの必需品

地震の揺れや瓦礫、台風の暴風雨から身を守り、危険な屋外を安全に避難・移動するための防護装備を紹介します。

ヘルメット・防災頭巾

ヘルメット・防災頭巾は、落下物や転倒による衝撃から頭部を守るグッズです。国家検定に合格した製品や、収納しやすい薄型の折りたたみ式を選んでおくと携帯しやすくなります。玄関やベッド脇などすぐ手に取れる場所に置いておきたい最優先のグッズです。

厚手作業用手袋

厚手作業用手袋は、瓦礫や割れたガラスによる手のけがを防ぐグッズです。鋭利な破片が貫通しにくい防刃仕様や、滑り止め加工がある頑丈な作業用手袋を選んでおきます。素手での作業が危険な被災現場を想定し、家族全員分をそろえておきたいグッズです。

安全靴・踏み抜き防止インソール

安全靴・踏み抜き防止インソールは、散乱した釘やガラスから足裏を守るグッズです。普段履き慣れたスニーカーに、あらかじめ踏み抜き防止インソールを入れておくだけでも効果があります。大がかりな安全靴を買う予算がない学生や、収納場所が限られた家庭でも取り入れやすいグッズです。

レインウェア

レインウェアは、雨天時の避難で体温が奪われるのを防ぎ、両手を自由にして移動するためのグッズです。動きやすく視認性の高い上下セパレート型や、被りやすいポンチョ型を選びます。避難時は片手がふさがる傘を避け、両手を空けて移動したい人に役立ちます。

エマージェンシーアルミシート

エマージェンシーアルミシートは、極薄・軽量でありながら体温を反射して寒さから身を守るグッズです。ポケットサイズに折りたためる、遮熱・保温効果に優れたアルミ蒸着シートを選んでおきます。狭い収納スペースでも場所を取らず、安価に寒さ対策をしたい一人暮らしに役立ちます。

ホイッスル

ホイッスルは、瓦礫の下や室内に閉じ込められた際、少ない体力で居場所を知らせるグッズです。大声を出さずに遠くまで届く高音仕様のものを、防災リュックや鍵に常時取り付けておきます。声が出ない状況でも生存率を高めたい学生や女性にも役立ちます。

養生テープ・ガムテープ

養生テープ・ガムテープは、ガラスの飛散防止や応急処置、メモの貼り付けなど幅広い場面で使えるグッズです。手でちぎりやすく剥がし跡が残りにくい養生テープや、粘着力の強い布ガムテープを備えておきます。居住スペースの安全確保からテントの補修まで、コストをかけずに対応したい家庭に役立ちます。

万能ハサミ・カッターナイフ

万能ハサミ・カッターナイフは、資材のカットや衣服の切断などの作業を効率化するグッズです。厚手の段ボールやプラスチックも切れる頑丈な万能ハサミや、ロック機能付きのカッターナイフを選びます。身の回りのものを加工して必要なグッズを作りたい場面で役立ちます。

ロープ

ロープは、避難経路の安全確保や荷物の固定、シートの設営など多用途に使えるグッズです。十分な太さと引張強度を持つナイロン製のロープを選んでおきます。物資の固定やけが人の搬送など、幅広い場面で活用したい家庭に役立ちます。

防災リュック

防災リュックは、必需品をまとめて背負い、最初の1日をしのぐためのグッズです。印鑑、現金、救急箱、貯金通帳、懐中電灯、ライター、缶切り、ろうそく、ナイフ、衣類、手袋、哺乳瓶、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災頭巾、電池、水などをまとめておくことが紹介されています。市販のセットに頼り切らず、自分や家族に合わせたオリジナルの持ち出し袋を作りたい家庭で役立ちます。

(出典:総務省消防庁|地震などの災害に備えて 防災グッズの紹介)

【衛生・トイレ・感染症対策の必需品12選】防災グッズの必需品

断水や避難所の環境悪化に備え、水がない状況でも清潔を保ち、感染症を防ぐための衛生必需品を紹介します。

携帯・簡易トイレ

携帯・簡易トイレは、断水時に早く限界を迎えるトイレ問題を乗り切るグッズです。1人1日あたり約5回の使用を目安に、消臭効果や凝固力の高い処理袋付きのトイレを備えておきます。食料の準備に比べて見落とされがちなトイレ対策として、優先度の高いグッズです。

トイレットペーパー

トイレットペーパーは、水がなくても幅広く使える日用品のグッズです。芯を抜いてつぶすことで防災リュックに省スペースで収納でき、水に溶けるため場面を選ばずに使えます。日常的に多めにストックし、ローリングストックの習慣に組み込みたいグッズです。

除菌ウェットティッシュ

除菌ウェットティッシュは、断水時の手洗いの代わりや身の回りの除菌に使うグッズです。アルコールタイプや、肌の弱い人・赤ちゃん向けのノンアルコールタイプを、密閉性の高いパッケージで備えておきます。一人暮らしでも気軽にそろえやすいグッズです。

からだふきシート

からだふきシートは、お風呂に入れない避難生活で全身の汗や汚れを拭き取るグッズです。1枚で全身をカバーできる厚手で大判のシートを選んでおきます。数日間シャワーを浴びられないストレスから肌を守りたい家庭で役立ちます。

水不要のドライシャンプー

水不要のドライシャンプーは、水で洗い流さずに頭皮のべたつきやにおいを抑えるグッズです。スプレータイプやシートタイプ、拭き取るだけのヘアケア製品があります。避難所生活が長引いた際、髪を洗えないストレスを軽くしたい人に役立ちます。

不織布マスク

不織布マスクは、避難所のほこりや感染症の広がりから健康を守るグッズです。避難者が自ら持参する感染症対策の一つとして、優先的に用意しておくことが呼びかけられています。公的な配布に頼らず、各自で複数枚を準備しておきたいグッズです。

(出典:厚生労働省|避難所生活を過ごされる方々の健康管理に関するガイドライン)

救急箱

救急箱は、被災時の切り傷や擦り傷に対してその場で応急処置を行うためのグッズです。絆創膏、包帯、ガーゼ、消毒液、ピンセット、ハサミなどをコンパクトなセットにまとめておきます。病院が混乱する災害時に、家庭内で初期治療を行いたい家庭に役立ちます。

常備薬

常備薬は、持病がある人や使い慣れた薬が必要な人の命をつなぐグッズです。医師から処方されている薬を、最低でも数日から1週間分は予備として手元に置いておきます。一般的な防災セットには含まれない個別の必需品として、忘れずに備えておきたいグッズです。

生理用品

生理用品は、避難生活において女性の健康とプライバシーを守るグッズです。生理用品や授乳用品などのグッズは、平常時から個人の状況に合わせて最低3日分以上を備蓄し、種類や量を点検しておくことが望まれています。世帯主が率先して用意しておきたいグッズです。

(出典:内閣府男女共同参画局|災害対応力を強化する女性の視点 避難所チェックシート)

紙おむつ

紙おむつは、乳幼児や介助が必要な高齢者がいる家庭で欠かせない消耗品のグッズです。サイズの変更や数日間の不足を見越して、少し多めにストックしておきます。家族構成に合わせて必需品をカスタマイズしたい家庭で役立ちます。

ビニール袋・高密度ゴミ袋

ビニール袋・高密度ゴミ袋は、ごみの処理や簡易トイレの代用、濡れた衣類の保管など幅広く使えるグッズです。においを通しにくい高密度ポリエチレン製の袋や、複数サイズをまとめたパックを備えておきます。お金をかけずに効果を得たい一人暮らしに役立ちます。

手指消毒ジェル・スプレー

手指消毒ジェル・スプレーは、水を使わずに手を消毒するためのグッズです。持ち運びに便利なミニスプレーや、家族で共有できる据え置き型のジェルを備えておきます。食事の前やトイレの後の衛生を保ちたい家庭で役立ちます。

【明かり・電源・情報獲得の必需品8選】防災グッズの必需品

夜間の暗闇による不安を防ぎ、スマートフォンやラジオで正確な情報を得るためのグッズを紹介します。

LED懐中電灯

LED懐中電灯は、足元の障害物を照らして安全な避難経路を確保するグッズです。頑丈で防水性が高く、高輝度のLED懐中電灯を選んでおきます。まずは寝室や枕元に1つ常備しておきたい、最初の一歩となるグッズです。

LEDランタン

LEDランタンは、周囲全体を明るく照らし、暗い室内を落ち着ける空間に変えるグッズです。電池式や、ソーラー・手回し充電に対応した多機能型を選んでおきます。懐中電灯のスポット照射だけでは補いきれない、部屋全体の暗闇への不安を和らげたい家庭で役立ちます。

ヘッドライト

ヘッドライトは、両手を空けた状態で足元と行く先を照らすグッズです。頭部にしっかりと固定でき、角度調整ができるものを選んでおきます。乳幼児を抱っこしたり、高齢者の手を引いたりしながら避難する場面で役立ちます。

大容量モバイルバッテリー

大容量モバイルバッテリーは、スマートフォンを情報獲得の手段として機能させ続けるためのグッズです。複数回のフル充電ができる容量のものを選んでおくと安心です。安否確認や情報収集の手段を確保しておきたい家庭で役立ちます。

防災ラジオ

防災ラジオは、通信が途絶した状況でも行政や気象庁の情報を確実に受け取るグッズです。ワイドFMに対応し、乾電池のほかに手回し充電やソーラー充電の機能を備えたものを選びます。停電時にもデマに流されず、正確な情報を得たい家庭で役立ちます。

乾電池

乾電池は、ライトやラジオ、ランタンなど防災機器の動力を確保するグッズです。単1から単4までの各種サイズを、普段から少し多めにストックしておきます。機器を用意しただけで満足せず、電池切れで使えなくなる事態を防ぎたい家庭で役立ちます。

各種スマホ充電ケーブル

各種スマホ充電ケーブルは、モバイルバッテリーや充電器に接続するためのグッズです。Lightning、Type-C、Micro-USBなど、自分や家族の機種に合わせた予備を用意しておきます。規格の違いで充電できないという見落としを防ぎたい家庭で役立ちます。

筆記用具

筆記用具は、デジタル機器が使えないときに伝言やメモを残すためのグッズです。水に濡れても書けるメモ帳と、衣服や段ボールにもはっきり書ける黒の油性ペンを用意しておきます。避難所の掲示板への書き込みや、自宅を離れる際の伝言に役立ちます。

【居住・睡眠・プライバシーの必需品8選】防災グッズの必需品

硬い床からの底冷えを防いで十分な睡眠を確保し、集団生活のストレスを軽くするための必需品を紹介します。

エアーマット

エアーマットは、避難所の硬く冷たい床でも体を痛めずに眠れるようにするグッズです。口で膨らませるタイプや、自動膨張式でコンパクトに収納できるバルブ式マットがあります。睡眠不足による体調悪化を防ぎたい家庭で役立ちます。

寝袋

寝袋は、過酷な避難環境でも体温を逃がさず眠るためのグッズです。軽量でコンパクトに折りたためる封筒型やマミー型を選んでおきます。布団を収納するスペースがない一人暮らしの学生でも、寒さ対策と睡眠環境を一度に整えられます。

ブランケット・毛布

ブランケット・毛布は、避難生活を支える寝具のグッズです。災害救助法に基づく救助は現物での支給を原則としており、生活に必要な物資の一つとして寝具類が想定されています。自分でも持ち出しやすい薄手のフリース毛布などを用意しておきたいグッズです。

(出典:内閣府(防災担当)|災害救助事務取扱要領)

遮光アイマスク

遮光アイマスクは、消灯されない避難所の明かりを遮って眠るためのグッズです。光をしっかり遮る立体構造のアイマスクを選んでおきます。他人の目を気にせず、昼夜を問わず休みたい人に役立ちます。

耳栓

耳栓は、避難所での物音を遮って静かな環境を作るグッズです。遮音性が高く、耳が痛くなりにくい柔らかいシリコン製やフォーム製を選んでおきます。雑音に敏感で眠りにくい一人暮らしの学生に役立ちます。

室内用スリッパ・靴

室内用スリッパ・靴は、瓦礫やほこり、冷たい床から足裏を保護するグッズです。底が厚く、脱ぎ履きしやすい折りたたみ式の携帯スリッパを選んでおきます。避難所内でのけがや冷えを防ぎたい家庭で役立ちます。

ブルーシート

ブルーシートは、屋根の養生や敷物、間仕切りまで幅広く使える資材のグッズです。防水性が高く、頑丈なハトメ付きのものを選んでおきます。避難所での家族の居住スペースを区切りたい場面で役立ちます。

目隠し用プライベートテント

目隠し用プライベートテントは、着替えや授乳、休息のためのプライバシーを守るグッズです。ワンタッチで自立し、外からの視線を遮る軽量なポップアップ式を選んでおきます。集団生活に不安を感じる女性や若者にとって、避難所内の個人空間を作る助けになります。

【貴重品・個人の必需品7選】防災グッズの必需品

被災時の行政手続きや銀行窓口での手続き、健康状態の証明のために、持ち出せるようまとめておきたい貴重品を紹介します。

現金

現金は、停電でATMや電子決済が使えなくなった際に頼りになるグッズです。公衆電話や自動販売機で使う10円・100円の硬貨と、おつりを気にせず使える千円札をストックしておきます。決済をスマートフォンに頼っている学生にとって、アナログな備えとして役立ちます。

身分証明書のコピー

身分証明書のコピーは、原本を紛失した場合でも行政の支援金申請や銀行の特例引き出しをスムーズに行うためのグッズです。運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードの表裏をコピーし、防水袋に保管しておきます。原本を失った場合の代替手段として役立ちます。

予備の眼鏡・コンタクトレンズ

予備の眼鏡・コンタクトレンズは、視力を保ち、避難時の安全な歩行や情報収集を続けるためのグッズです。普段使っているものより少し古いメガネや、使い捨てコンタクトレンズの予備を防災リュックに入れておきます。メガネがないと生活が難しい人にとって欠かせないグッズです。

お薬手帳のコピー

お薬手帳のコピーは、かかりつけ以外の医師や避難所の救護班に、服用中の薬を正確に伝えるためのグッズです。直近の処方履歴のコピーや、スマートフォンでの写真保存を用意しておきます。持病がある人が混乱した医療環境でも適切な治療を受けたい場合に役立ちます。

防災カード

防災カードは、意識を失った際に周囲が家族へ連絡を取り、治療につなげるためのグッズです。家族の連絡先、氏名、血液型、アレルギーや既往歴を記した名刺サイズのカードを財布やリュックに常備しておきます。パニック時に連絡先を思い出せないリスクを避けたい人に役立ちます。

印鑑

印鑑は、災害復旧時の各種手続きや預金の払い戻しに使うグッズです。実印や認め印を1本、防災リュックの貴重品袋に入れておきます。罹災証明書の申請や住居の応急修理などの手続きをスムーズに進めたい家庭で役立ちます。

通帳・カード類のメモ

通帳・カード類のメモは、通帳やキャッシュカードの現物を持ち出せない場合でも口座情報を証明するためのグッズです。銀行名、支店名、口座番号、口座名義をメモして保管しておきます。通帳そのものを持ち出して紛失や盗難に遭うリスクを避けたい家庭で役立ちます。

防災グッズを無駄にしない持ち出し用と自宅備蓄用の切り分け

すべての防災グッズをリュックに詰め込むのは適切ではありません。被災のフェーズに合わせた仕分け方を解説します。

被災直後の持ち出しと避難所・在宅を乗り切る備蓄の違い

防災リュックに入れるのは、最初の1日を生き延びるための最小限のグッズにとどめます。持ち出し用には、ヘルメットやライト、最小限の水と食料、携帯トイレ、貴重品などを、背負って動ける重さの目安である男性15kg・女性10kg程度に収めます。自宅備蓄用には、カセットコンロや1週間分の食料、生活用水など、自宅でライフラインの復旧を待つためのグッズをそろえておくとよいでしょう。重すぎて持ち出せないという事態を防ぎ、収納スペースを機能的に活用したい家庭に役立ちます。

ローリングストック法で無理なく備蓄をキープする

ローリングストック法は、非常食の期限切れによる廃棄を防ぐための備蓄の仕組みです。日常的に食べる食品や飲料を少し多めに購入し、古いものから順に消費して、使った分を買い足していきます。高価な長期保存食をそろえなくても、普段の買い物だけで1週間分の備蓄を無理なく整えたい学生や一般家庭に役立ちます。

家族構成や住居環境に合わせた防災対策のポイント

同じリストを使っても、住んでいる場所や家族の形によって必要な必需品は変わります。自分に合った防災対策のポイントを解説します。

住居環境に合わせた家具転倒防止と安全エリアの確保

防災グッズをそろえる前に、まずは今いる部屋の安全を確保しておくことが大切です。地震によるけがの原因のうち、約30%から50%は家具の転倒や落下、移動によるものとされています。就寝場所や出入り口に家具を置かない安全エリアの確保や、賃貸住宅でもねじ止めなしで使えるポール式・ストッパー式の器具を組み合わせておくと、避難経路の確保にもつながります。壁に傷をつけられない一人暮らしの学生や、持ち家を補強したい世帯主にとって、実践しやすい方法です。

(出典:東京消防庁|地震時の危険)

避難行動要支援者がいる家庭への配慮

要介護の高齢者や持病を持つ家族、障がいのある人、乳幼児がいる家庭では、避難所の環境に適応することが難しい場合があります。こうした家庭では、通常の避難所だけでなく福祉避難所の場所をあらかじめ把握しておくことや、常用する薬、医療機器のバックアップ電源となるモバイルバッテリーなどを個別に備えておくことが大切です。家族の健康管理とスムーズな移動のために、早めの準備を進めておきたいポイントです。

まとめ

防災対策に完璧な終わりはありません。しかし、今回紹介した生命維持・食料・水分、避難・防護・安全、衛生・感染症対策などの必需品を、自分のライフスタイルや家族構成に合わせて1つずつそろえ、持ち出し用と自宅備蓄用に分けて整理することで、無駄な出費を抑えながら備えを進めることができます。日常の買い物を少し多めにするローリングストックや、寝室の家具の配置を見直す安全エリアの確保など、今日からできることから始めてみましょう。このチェックリストを活用して、自分の暮らしに合った自助の備えを進めてみてください。