災害発生後には、ペットと一緒に同行避難をする可能性があります。犬や猫などのペットを飼っている方は、ペット防災も意識して備えることが大切です。
本記事では、防災グッズのペット用として、食料・水分・給餌用品、移動・避難器具、排泄・衛生用品、医療・情報・迷子対策、ストレス軽減・環境調整という観点から、合計57選の防災グッズを紹介します。
犬や猫との同行避難に備える5つの観点
まずは記事全体の見取り図として、5つの観点を一覧にまとめます。
| 観点 | 主な役割 |
|---|---|
| 食料・水分・給餌用品 | 命と健康の維持 |
| 移動・避難器具 | 安全な同行避難 |
| 排泄・衛生用品 | 周囲とのトラブル防止 |
| 医療・情報・迷子対策 | 健康継続と身元証明 |
| ストレス軽減・環境調整 | 心の安定 |
【食料・水分・給餌用品グッズ12選】防災グッズ ペット用
災害時、ペット用の救援物資はすぐに届くとは限りません。まずは命と健康を維持するための食事と水分、それらを衛生的に与える給餌用具を最低5日から1週間分を目安に備えておきます。
ドライフード
ドライフードは、急な食事変更による消化不良や食べないリスクを避けるための主食のグッズです。災害発生時に救援物資が届くまでには時間がかかるため、少なくとも5日分、できれば7日分以上の用意があると安心とされています。普段から食べ慣れたフードをローリングストックで多めに確保しておく家庭に役立ちます。
(出典:りく・なつ同室避難推進プロジェクト|ペット用の避難用品や備蓄品の確保)
ウェットフード・缶詰
ウェットフード・缶詰は、水分補給と食欲不振時の栄養補給を兼ねるグッズです。水分含有量が高く嗜好性が強いため、ストレスで食が細くなったペットに与えやすい特徴があります。缶詰は保存期間が長いため、非常食としてもストックしやすいグッズです。
療法食・特別食
療法食・特別食は、代替がきかない持病やアレルギー対応食を確保するためのグッズです。腎臓病や尿石症などの療法食は、避難所の救援物資では入手できる可能性が低いため、食品の備蓄と同様に最低でも2週間分以上を飼い主自身で確実に用意しておくことが望まれます。アレルギーや持病を抱えるペットのいる家庭に役立ちます。
ペット用保存水
ペット用保存水は、結石リスクを抑えるためのグッズです。人間用のミネラルウォーターは硬度が高く尿路結石のリスクを高めるため、犬や猫には日本の水道水に近い軟水や、ペット専用の保存水を選んでおきます。水ならなんでもよいという思い込みを避けたい飼い主に役立ちます。
ペット用おやつ
ペット用おやつは、ストレス解消や不安の緩和、投薬を助けるコミュニケーションのグッズです。避難所生活という慣れない環境で、おやつを与えることはペットの緊張をほぐす助けになります。呼び戻しや落ち着かせる際のご褒美としても活用できるため、非常時のしつけの補助に役立ちます。
折りたたみ式シリコンボウル
折りたたみ式シリコンボウルは、軽量でかさばらない食器のグッズです。平らに折りたためるシリコン製のボウルを、フード用と水用で2枚以上用意しておきます。使用後はサッと拭くだけで衛生的に保てるため、同行避難時の荷物を減らしたい飼い主に役立ちます。
携帯用ハンディシャワー
携帯用ハンディシャワーは、移動中の給水と簡易的な洗浄を兼ねるグッズです。ペットボトルに取り付けるノズルは、ワンタッチで給水できるだけでなく、避難所での足洗いや排泄物の洗い流しにも活用できます。移動中や避難所でのマナーを保ちたい飼い主に役立ちます。
投薬補助おやつ・シリンジ
投薬補助おやつ・シリンジは、ストレスで薬を拒絶するペットのための投薬グッズです。非常時の緊迫した状況ではペットも神経質になり、処方薬を嫌がることがあります。ペースト状の投薬用おやつや注射器型の注入器があれば、スムーズな投薬に役立ちます。
フード用密閉保存容器
フード用密閉保存容器は、小分けにしたフードのにおい漏れを防ぐグッズです。大袋から小分けにしたドライフードは湿気りやすく、においが漏れるとトラブルの原因になります。ジッパー付きの密封袋で1回分ずつ分けておくと、衛生管理をスムーズにしたい飼い主に役立ちます。
缶詰用プラスチックフタ
缶詰用プラスチックフタは、食べきれなかった缶詰のにおいを抑えるグッズです。避難所や自宅避難の狭いスペースで、缶詰を残した際のにおい問題は気になりやすいものです。専用のフタがあれば、冷蔵庫が使えない状況でも衛生的に一時保管したい飼い主に役立ちます。
缶切り・計量スプーン
缶切り・計量スプーンは、プルトップ以外の缶詰にも対応し給餌量を管理するグッズです。救援物資のペット缶詰にはプルトップでないものも混ざっている場合があります。限られた備蓄を計画的に消費するため、毎食の給餌量を正確に計りたい飼い主に役立ちます。
介護・老齢ペット用流動食
介護・老齢ペット用流動食は、噛む力や消化能力が落ちたシニアペットのためのグッズです。ストレスで体力が落ちやすい老齢の犬猫にとって、通常のドライフードは負担になる場合があります。シリンジなどで与えられるペースト状の流動食を数日分確保しておくと、高齢・介護ペットのいる家庭に役立ちます。
【移動・避難器具グッズ10選】防災グッズ ペット用
災害時における避難の基本は飼い主の責任による同行避難です。ペットを安全に避難所まで移動させ、一時的な居場所を確保するための移動器具を紹介します。
ハードタイプキャリーケース
ハードタイプキャリーケースは、外部の衝撃から身を守る避難用のグッズです。地震による落下物や瓦礫からペットを守るため、堅牢なプラスチック製のケースが役立ちます。日頃からクレートに慣れさせておくことが推奨されており、避難所での簡易的なハウスとしても機能します。
(出典:環境省|災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>)
折りたたみ式ソフトキャリー
折りたたみ式ソフトキャリーは、両手を空けられる軽量なサブキャリーのグッズです。人間の防災バッグを抱えながら避難する場合、体に密着して両手が自由になるスリングやリュック型のキャリーが役立ちます。荷物が多くて移動できるか不安な飼い主に向けた選択肢です。
ポータブルケージ
ポータブルケージは、避難所や車中泊でペットの居住スペースを確保するグッズです。キャリーケースよりも広く、給水器や簡易トイレを設置できるため、中長期化する避難生活でのストレス軽減に役立ちます。避難所内での住み分けに悩む飼い主に役立ちます。
予備の首輪
予備の首輪は、脱走や迷子を防止するグッズです。災害発生時のパニックでペットが逃げ出すケースは多く、鑑札や連絡先入りの迷子札を取り付けた予備の首輪を用意しておくことが呼びかけられています。もしはぐれてしまったらという不安を減らしたい飼い主に役立ちます。
(出典:東京都保健医療局|同行避難するために日ごろからの備えが大切です)
予備のリード
予備のリードは、パニック時にもペットをしっかり保持するグッズです。伸縮式のリードは避難所などの狭い空間で絡まりの原因になりやすいため、短く伸縮しない高強度なリードを予備として備えておきます。避難所内での周囲への配慮を大切にしたい飼い主に役立ちます。
ハーネス
ハーネスは、首輪抜けによる脱走を防ぐグッズです。驚いて後ずさりした際に首輪が抜けるリスクを防ぐため、避難時には首輪とハーネスを同時に装着する方法が安心です。脱走を極限まで防ぎたい飼い主に役立ちます。
大型犬用歩行補助ハーネス
大型犬用歩行補助ハーネスは、足腰の弱い高齢犬を支えるグッズです。自力歩行が難しい大型犬や高齢犬を抱えて移動するのは大変な負担になります。身体をしっかり支えられる持ち手付きの介護ハーネスがあれば、体力の衰えた中大型犬を飼う家庭に役立ちます。
猫用保定洗濯ネット
猫用保定洗濯ネットは、パニックになりやすい猫の脱走を防ぐグッズです。猫を洗濯ネットに入れてからキャリーバッグに収納することで、扉を開けた瞬間の飛び出しや、避難所での応急診察時の混乱を防ぎやすくなります。警戒心の強い猫の飼い主に役立ちます。
大型犬用靴・ペット用ソックス
大型犬用靴・ペット用ソックスは、瓦礫やガラスから肉球を守るグッズです。地震後の道路にはガラス片や釘が散乱しており、足を負傷すると避難が難しくなります。サイズ選びと日頃からの装着練習が大切で、外の徒歩避難を想定する飼い主に役立ちます。
バギー・カート
バギー・カートは、多頭飼いや重い荷物を一人で運ぶグッズです。複数のペットを一度に抱えるのは困難なため、下部に備蓄品を積み、上部にペットを乗せて移動できるカートがあると、多頭飼育の家庭やペットシッターに役立ちます。
【排泄・衛生用品グッズ15選】防災グッズ ペット用
避難所で飼い主同士や非飼育者との間でトラブルになりやすいのが排泄物の処理とにおい、不衛生な状態です。周囲への配慮を意識した衛生グッズを紹介します。
ペットシーツ
ペットシーツは、排泄だけでなく敷物や吸水シートとしても使えるグッズです。排泄回数に加え、水が使えない環境での汚れ拭きやケージ床面の保護用として、多めに備蓄しておくことが役立ちます。消臭機能付きの厚手タイプを選んでおくとよいでしょう。
使い慣れた猫砂
使い慣れた猫砂は、環境の変化に敏感な猫が安心して排泄できるようにするグッズです。猫はトイレの環境が変わると排泄を我慢し、膀胱炎などの尿路疾患につながることがあります。普段使っている猫砂を小分けにして持ち出すことが、猫の飼い主に役立ちます。
ペット用マナーベルト・紙おむつ
ペット用マナーベルト・紙おむつは、避難所での粗相を防ぐグッズです。緊張やマーキング行動による思わぬ排泄トラブルを防ぐため、サイズに余裕を持って常備しておきます。非飼育者が同居する避難所でのマナー向上に役立ちます。
うんち処理袋・強力防臭袋
うんち処理袋・強力防臭袋は、排泄物を一時保管する際のにおい漏れを防ぐグッズです。通常のポリ袋では時間とともににおいが透過するため、防臭性の高い専用袋を使うことが共有スペースの快適さを保ちたい飼い主に役立ちます。
トイレ用スコップ
トイレ用スコップは、簡易トイレや猫砂の清掃を衛生的に行うグッズです。小型で軽量なスコップを同梱しておけば、毎回ビニール袋に手を入れて回収するより衛生的に作業できます。限られたスペースでの衛生管理を心がけたい飼い主に役立ちます。
ペット用ノンアルコール除菌ウェットティッシュ
ペット用ノンアルコール除菌ウェットティッシュは、体やケージ周囲を清潔に保つグッズです。避難所ではカビの発生や感染症のリスクが高まるため、徹底した清掃と除菌が役立ちます。ペットに使う際は安全なノンアルコール・無香料タイプを選びます。
からだふきシート・ドライシャンプー
からだふきシート・ドライシャンプーは、水が使えない状況でも毛並みを整えるグッズです。お風呂に入れない犬猫のために、拭くだけでべたつきやにおいを除去できるシートやスプレーを常備しておくと、衛生と皮膚ケアを両立したい飼い主に役立ちます。
ペット用消臭スプレー
ペット用消臭スプレーは、体臭や排泄エリアのにおいを抑えるグッズです。避難所や車内などの密閉空間では消臭スプレーが役立ちます。ペットが舐めても安心な無香料タイプを選んでおくと、他の避難者への配慮につながります。
目元・耳元用清浄綿
目元・耳元用清浄綿は、目や耳の周囲を優しくケアするグッズです。避難所のほこりっぽい環境では目やにや耳垢が増えやすくなります。個別包装された清潔な清浄綿があれば、感染症の二次被害を防ぎたい飼い主に役立ちます。
足洗いブラシ・フットシート
足洗いブラシ・フットシートは、避難所への汚れの持ち込みを防ぐグッズです。外に出た後は毎回足裏を拭き取ることが、避難所全体の衛生ルールに沿った行動として役立ちます。
バスタオル・手拭きタオル
バスタオル・手拭きタオルは、体を拭く用途に加えて安心感を与えるグッズです。水害等で濡れた体を拭くほか、ケージの下に敷いたりケージ全体を覆ったりすることで、ペットの心理的な安定を支える役割も果たします。
新聞紙
新聞紙は、吸水シートや消臭材として多用途に使えるグッズです。吸水性が高く、インクの成分がにおいを軽減させる効果があるとされています。ちぎって猫砂の代わりにするなど、身近なもので衛生対策を補いたい飼い主に役立ちます。
防水シート・ペット用粘着クリーナー
防水シート・ペット用粘着クリーナーは、抜け毛の飛散を防ぐグッズです。非飼育者のアレルギー反応の原因になりやすい抜け毛対策として、ケージの下に防水シートを敷き、粘着クリーナーでこまめに掃除をすることが役立ちます。
粘着テープ・ガムテープ
粘着テープ・ガムテープは、ケージの修復やシートの固定に使えるグッズです。ハードキャリーの扉が壊れた際や、避難スペースのビニールシートを固定する際に、粘着強度の高いテープがあると臨機応変な対処に役立ちます。
エリザベスカラー
エリザベスカラーは、自傷行為や皮膚炎の悪化を防ぐグッズです。避難生活のストレスから皮膚を舐め続けてしまう行動が見られることがあります。軽くて柔らかい布製のエリザベスカラーがあれば、傷口を保護したい飼い主に役立ちます。
【医療・情報・迷子対策グッズ10選】防災グッズ ペット用
災害時はペットの健康状態が急変しやすく、迷子になる危険性も高まります。医療の継続と身元証明に役立つグッズを紹介します。
処方薬・常備薬
処方薬・常備薬は、持病のあるペットの命をつなぐグッズです。避難所でいつも服用している薬が支給されることはないため、かかりつけ医と相談し、数日から1週間分以上の予備を防災袋に確保しておくことが役立ちます。
ペットの健康手帳
ペットの健康手帳は、避難所での受け入れを円滑にするグッズです。狂犬病予防接種や各種ワクチンの証明書のコピーを一元管理しておくことは、避難所コミュニティでの信頼につながります。周囲への安心材料を用意したい飼い主に役立ちます。
かかりつけ動物病院の連絡先メモ
かかりつけ動物病院の連絡先メモは、急病時に専門機関へつながるグッズです。自治体では獣医師会等と連携した動物救護の体制づくりが進められています。かかりつけ病院や夜間救急の連絡先を紙に控えておくことが役立ちます。
マイクロチップ登録情報の控え
マイクロチップ登録情報の控えは、首輪が抜けても飼い主を特定できるグッズです。マイクロチップは迷子時の返還率を高めますが、登録データを確認するための登録番号を紙の控えとして残しておくことが役立ちます。
飼い主とペットが一緒に写っている写真
飼い主とペットが一緒に写っている写真は、迷子捜索や所有者証明に使うグッズです。ペット単体の写真ではなく、飼い主と一緒に写っている写真を印刷して持ち出すことで、保護された際の所有者確認がスムーズになります。
迷子札
迷子札は、第三者が瞬時に連絡先を確認できるグッズです。首輪に縫い付ける、またはぶら下がらない軽量なタイプを用意し、名前と携帯電話番号を視認性の高い文字で明記しておきます。最初の発見確率を高めたい飼い主に役立ちます。
ペット用応急手当キット
ペット用応急手当キットは、外傷への一時的な応急処置を行うグッズです。人間用とは別に、被毛に張り付かない包帯や粘着性の低いガーゼ、消毒用の生理食塩水、ピンセットなどを一式にまとめておくことが役立ちます。
ノミ・マダニ・フィラリア予防薬
ノミ・マダニ・フィラニア予防薬は、集団感染を防ぐグッズです。避難スペースでは外部寄生虫を移し合うリスクが高まるため、平常時から予防を続け、避難時にも次回投与分を携帯しておくことが役立ちます。
噛みつき防止用口輪
噛みつき防止用口輪は、パニック時の事故を防ぐグッズです。普段は温厚な犬でも、災害の轟音やけがの痛みで防衛的な行動を取ることがあります。一時的な安全確保のために口輪を用意しておくことが、全員の安全につながります。
ペット用サプリメント
ペット用サプリメントは、環境変化によるストレスを緩和するグッズです。避難所でのストレスから軟便になりやすいペットのために、胃腸をサポートするサプリメントなどを常備しておくと、体調の変化を緩和したい飼い主に役立ちます。
【ストレス軽減・環境調整グッズ10選】防災グッズ ペット用
避難生活の過密な環境は、ペットにとって大きなストレスとなります。周囲を刺激せず穏やかに過ごすための環境調整グッズを紹介します。
ケージ用目隠し布
ケージ用目隠し布は、視覚を遮って落ち着かせるグッズです。他者や他の動物と至近距離に置かれたペットが吠えたり暴れたりするのを防ぐため、ケージを覆い隠せる大きな布があると、周囲への配慮を保ちたい飼い主に役立ちます。
お気に入りのおもちゃ
お気に入りのおもちゃは、退屈な避難生活での欲求不満を解消するグッズです。音が鳴るおもちゃは避難所では避け、音の出ないゴム製のおもちゃやロープなど、噛みごたえのあるものを用意しておきます。
飼い主の匂いがついた服・敷物
飼い主の匂いがついた服・敷物は、分離不安を和らげるグッズです。洗濯していないTシャツやタオルケットをケージ内に敷くだけで、ペットは安心できる場所にいるように落ち着きやすくなります。
ペット用フェロモンスプレー
ペット用フェロモンスプレーは、精神的な負担を軽減するグッズです。キャリー内やタオルにスプレーすることで、不安や緊張を和らげる効果が期待される製品が市販されています。無駄吠えや興奮を心配する飼い主に役立ちます。
ペット用ブラシ・グルーミング用品
ペット用ブラシ・グルーミング用品は、抜け毛対策とスキンシップを兼ねるグッズです。毎日のブラッシングは抜け毛の飛散防止と皮膚の清潔維持に役立つほか、飼い主の手による優しいブラッシングには不安を和らげる効果もあります。
ケージ用滑り止めマット
ケージ用滑り止めマットは、足元の恐怖心を減らすグッズです。プラスチック製キャリーの底面は滑りやすく、中で踏ん張れないペットは恐怖を感じやすいものです。ウレタン製の滑り止めシートを敷いておくことが役立ちます。
クーラーマット・ペット用アルミプレート
クーラーマット・ペット用アルミプレートは、夏場の熱中症対策に使うグッズです。エアコンが効かない避難所や車中泊での夏は脱水や熱中症のリスクが高まります。電気を使わずに体を冷やせるジェルマットなどが、体温調整の苦手なペットに役立ちます。
ペット用防寒服・あたたかい毛布
ペット用防寒服・あたたかい毛布は、冬場の低体温症を防ぐグッズです。シングルコートの短毛種や高齢ペット、子犬・子猫は特に寒さに弱いため、体にフィットする保温服やフリース製の毛布を用意しておきます。
湯たんぽ・ペット用使い捨てカイロ
湯たんぽ・ペット用使い捨てカイロは、停電下でもペットを温めるグッズです。お湯さえ沸かせれば熱を保てる湯たんぽや、直接皮膚に当たらないよう注意して使うペット専用のカイロが、厳冬期の停電に備えたい家庭に役立ちます。
小動物・鳥類用保温カバー・遮光シート
小動物・鳥類用保温カバー・遮光シートは、環境変化に弱い小動物のためのグッズです。ハムスターやインコ、ウサギなどは長時間の明るい環境や急な温度変化に弱いため、ケージを覆う保温・遮光カバーが、犬猫以外のペットを飼う家庭に役立ちます。
まとめ
大切な家族の一員であるペットを守るための防災は、事前の綿密な準備と周囲との調和が求められます。行政や周囲によるペット向けの支援が本格化するまでには時間がかかるため、まずは自助として、最低5日から1週間分以上の食事と水分、安全な移動・居住空間を自分で確保しておくことが基本です。避難所には動物アレルギーを持つ方やにおい・鳴き声に敏感な方もいるため、日頃のしつけやワクチンの接種記録、ケージを覆う目隠し布などを使った他者への配慮が、避難生活を円滑に進める助けになります。我が家のペットの個性に合わせて、この57のグッズの中から必要なものを防災バッグにそろえ、同行避難の準備を進めていきましょう。


