台風対策の防災グッズ52選!暴風や大雨への備えを紹介

家族防災

台風は接近から通過までの数日間に、暴風による家屋の損壊や飛散物の被害、大雨による断水や停電、道路の冠水など、複数の被害が重なって発生しやすい自然災害です。日本には毎年6月から10月にかけて台風が接近し、勢力を保ったまま上陸するケースも少なくありません。一般家庭では暴風で窓ガラスが割れる被害や停電による生活への影響が心配される一方、事業所では設備の損壊や業務停止のリスクへの備えが求められます。

本記事では、事前準備から飛散防止、停電・断水対応、避難、片付けまで、台風対策の防災グッズ52選を紹介します。

【事前準備・情報収集】台風対策の防災グッズ10選

台風は接近の数日前から進路や勢力の予測が発表されるため、早めの情報収集と事前の備えが被害の軽減につながります。ここでは、台風接近前に役立つ情報収集・事前準備のグッズを紹介します。

台風進路予測アプリ対応スマートフォン

台風進路予測アプリ対応スマートフォンは、台風の現在位置や進路予測、勢力の変化を地図上でリアルタイムに確認できる情報収集グッズです。気象会社や気象庁が配信する台風情報を受信し、暴風域や強風域の範囲、上陸予想時刻を数時間おきに更新して表示する仕組みになっています。

事前に対応アプリを入れておき、通知設定をオンにしておくと、進路の変化や特別警報の発表を即座に把握できます。台風の通過時間帯に外出や移動を控えたい家庭、事業所の防災担当者に役立つグッズです。

手回し充電式防災ラジオ

手回し充電式防災ラジオは、AM・FM放送を受信でき、手回し発電やソーラー充電で電池切れの心配なく使い続けられる情報収集用のグッズです。内蔵のハンドルを手で回すと発電した電力が内部のバッテリーにたまり、停電や乾電池切れの状況でも気象情報や避難情報を聞き続けられる仕組みになっています。

1分間手回しを続けるとおよそ10分から20分程度ラジオを聞ける製品が多く、LEDライトやスマートフォン充電機能を兼ね備えたモデルを選ぶと、携行品を減らせる点が便利です。防水性能の低い製品は暴風雨の中での屋外使用に向かないため、購入時は防滴・防水等級の表示を確認しておく必要があります。停電中も情報を得たい家庭や、事業所の休憩室に常備しておきたい防災担当者に役立つグッズです。

地域版ハザードマップ

地域版ハザードマップは、居住地域や勤務先周辺の浸水想定区域・土砂災害警戒区域・避難場所を色分けして示した情報収集グッズです。市区町村が河川の氾濫や急な斜面の崩落リスクを地図データとして整理し、自宅や職場の危険度と避難経路を事前に把握できる仕組みになっています。

台風接近前に自宅周辺の危険箇所と最寄りの避難場所までの距離を確認し、実際に歩いて避難経路を確かめておくと、暴風雨の中での移動が安全になります。古い版のハザードマップは危険区域の見直しが反映されていない場合があるため、最新版を自治体窓口やウェブサイトで確認しておくことが大切です。引っ越してきたばかりの家庭や、複数の拠点を持つ事業所の総務担当者に役立つグッズです。

防災行政無線戸別受信機

防災行政無線戸別受信機は、自治体が発信する避難情報や気象警報を屋内でも聞き取りやすい音量で受信する情報収集グッズです。ふだんは待機状態にあり、防災行政無線から緊急信号が送られると自動で電源が入り、放送内容がそのままスピーカーから流れる仕組みになっています。

暴風雨で屋外の防災無線が聞き取りにくい状況でも、室内で同じ内容を確認できる点が一般的なラジオとの違いです。設置には対応する周波数や自治体の貸与制度を事前に確認しておく必要があり、対応エリア外では受信できない機種もあります。防災無線の音が届きにくい高台や気密性の高い住宅、事業所の受付窓口に役立つグッズです。

気象庁防災情報配信アプリ

気象庁防災情報配信アプリは、台風の特別警報や暴風警報、大雨警報の発表状況をスマートフォンへ即座にプッシュ通知で知らせる情報収集グッズです。気象庁が発表する警報・注意報のデータを配信サーバーが受信し、登録した地域に該当する情報だけを絞り込んで通知する仕組みになっています。

自宅と勤務先など複数の地域を登録しておくと、外出先でも家族が過ごす地域の警報状況を同時に確認できる点が便利です。通知をオフにしていたり通信が不安定な環境では受信が遅れることがあるため、防災ラジオなど別の情報源も併用しておくと安心につながります。共働き家庭や、複数拠点の事業所を管理する防災担当者に役立つグッズです。

マイ・タイムライン(防災行動計画)シート

マイ・タイムライン(防災行動計画)シートは、台風の接近から通過までの時間軸に沿って、誰が何をいつ行うかをあらかじめ書き出しておく情報収集・準備グッズです。台風上陸の72時間前・48時間前・24時間前といった段階ごとに、情報収集・持ち出し品の準備・避難開始のタイミングを整理して記入する仕組みになっています。

家族構成や自宅の立地条件に合わせて避難のタイミングを事前に決めておくと、暴風雨が強まってから慌てて行動する事態を防ぎやすくなります。小さな子どもや高齢者と暮らす家庭、事業所のBCP担当者に役立つグッズです。

非常持ち出し袋チェックリスト

非常持ち出し袋チェックリストは、避難時に持ち出す食料・衛生用品・貴重品などの品目を一覧化し、不足なく準備できるようにする情報収集グッズです。防災用品店や自治体が公開する項目をもとに、家族の人数や年齢構成に合わせて必要な数量を書き込める形式になっています。

台風接近前に半年に一度程度の頻度で中身を見直し、乾電池の使用期限や非常食の賞味期限を確認しておくと、いざというときに使えない事態を避けられます。品目を書き出さずに準備すると、必要なものが不足したり重複したりしやすい点が注意点です。小さな子どもや持病のある家族がいる家庭、多数の従業員を抱える事業所の防災担当者に役立つグッズです。

家族防災連絡カード

家族防災連絡カードは、離れた場所にいる家族同士の安否確認方法や集合場所をあらかじめ決めて記入しておく情報収集グッズです。携帯電話がつながりにくい状況を想定し、災害用伝言ダイヤルの使い方や親戚の連絡先、避難場所の候補を紙に書き出しておく仕組みになっています。

カードは財布や非常持ち出し袋に入れておき、年に一度は連絡先や集合場所の内容を家族で確認し合うと、実際の災害時にも迷わず行動しやすくなります。スマートフォンの充電が切れると連絡先を確認できなくなるため、紙媒体で持っておく点が電子データだけの管理との違いです。共働きで日中に離れて過ごす家庭や、単身赴任中の従業員がいる事業所に役立つグッズです。

事業所用BCP初動対応マニュアル

事業所用BCP初動対応マニュアルは、台風接近時の休業判断や従業員の安全確保、設備の保護手順をあらかじめ定めておく企業向けの情報収集グッズです。暴風警報の発表時刻を基準に、出社・退社の判断基準や設備の養生手順、取引先への連絡方法を時系列で整理する仕組みになっています。

マニュアルを紙とデータの両方で保管し、担当者が不在の場合でも他の従業員が対応できるようにしておくと、初動の遅れを防ぎやすくなる点が特徴です。作成したまま見直しをしていないマニュアルは、組織変更や設備の入れ替えに対応できていない場合があるため、年に一度の更新が望まれます。複数拠点を持つ企業や、来客の多い店舗を運営する事業所の総務・防災担当者に役立つグッズです。

飲料水・非常食備蓄セット

飲料水・非常食備蓄セットは、台風による断水や物流の停止に備え、水と食料をまとめて備蓄しておく事前準備グッズです。1人1日3リットルを目安とした飲料水と、加熱せずに食べられる非常食を組み合わせ、最低3日分から1週間分をひとまとめに保管する仕組みになっています。

賞味期限の近い順に日常の食事で消費し、消費した分を買い足すローリングストックの方法を取り入れると、備蓄を切らさずに管理できます。備蓄場所が1か所に集中していると、家屋の損壊で取り出せなくなる恐れがあるため、分散して保管しておくことも大切です。子育て世帯や、従業員の帰宅困難に備える事業所の防災担当者に役立つグッズです。

【窓・家屋の飛散防止】台風対策の防災グッズ11選

台風の暴風は、看板やプランターなどの飛来物が窓ガラスを割ったり、屋根瓦や物干し竿を飛ばしたりする被害を引き起こします。ここでは、窓や家屋を暴風から守るための飛散防止グッズを紹介します。

養生テープ(ガラス飛散防止用)

養生テープは、窓ガラスの表面に格子状や米字型に貼り付け、暴風で割れた際のガラス飛散を抑える飛散防止グッズです。粘着面が弱粘着に作られており、ガラス面に貼っても跡が残りにくく、台風通過後にはがしやすい仕組みになっています。

幅50ミリ程度のテープを窓枠いっぱいに格子状に貼ると、ガラスが割れても破片がひとまとまりの状態で留まりやすくなります。粘着力が弱いため長期間貼りっぱなしにすると剥がれやすく、飛散防止フィルムのような恒常的な対策にはならない点は注意が必要です。賃貸住宅で工事を伴う対策が難しい家庭や、短期間で複数の拠点を巡回する事業所の担当者に役立つグッズです。

飛散防止フィルム

飛散防止フィルムは、窓ガラスの内側に貼り付ける透明なシートで、割れたガラスの破片が室内に飛び散るのを防ぐグッズです。特殊な粘着層とフィルム層がガラスの破片を一体化させたまま保持し、割れても粉々にならずひとまとまりの状態で窓枠に留まる仕組みになっています。

厚さ50ミクロンから100ミクロン程度の製品が多く流通しており、厚みが増すほど飛散防止の効果が高まる傾向があります。養生テープと違って一度貼れば数年単位で効果が持続するため、繰り返し貼り替える手間を減らせる点が特徴です。小さな子どもがいる家庭や、ガラス面積の大きいオフィス・店舗を運営する事業所に役立つグッズです。

段ボール製窓養生パネル

段ボール製窓養生パネルは、窓の外側や内側に立てかけて暴風による飛来物の直撃からガラスを守る簡易的な養生グッズです。厚手の段ボールを窓のサイズに合わせて切り出し、テープや突っ張り棒で固定することで、飛来物の衝撃を分散させる仕組みになっています。

防雨シャッターや保護ボードを設置していない窓に、台風接近が予想された段階で応急的に取り付ける使い方が一般的です。段ボールは水に弱く繰り返しの使用には向かないため、1回の台風で使い切る前提の消耗品として考えておく必要があります。急な台風接近で恒久的な対策の準備が間に合わない家庭や、仮設事務所を構える事業所に役立つグッズです。

後付け式防雨シャッター

後付け式防雨シャッターは、既存の窓にレールと羽根板を後から取り付け、暴風や飛来物から窓全体を守る家屋の飛散防止グッズです。アルミ製の羽根板をレールに沿って上下させる仕組みで、閉め切ると窓全体を覆い、強風による飛来物の衝突からガラスを守れます。

取り付けには窓枠の採寸と数日程度の施工期間が必要になるため、台風シーズンが始まる前の梅雨入り前後に設置しておくと安心です。既製のシャッターがない住宅では養生テープやフィルムに比べて費用がかかりますが、繰り返し使える耐久性や防犯効果も兼ね備えています。海沿いや台風の通過が多い地域に住む家庭、店舗の広いガラス面を守りたい事業所に役立つグッズです。

ポリカーボネート製窓保護ボード

ポリカーボネート製窓保護ボードは、透明性の高い樹脂素材でできた板を窓の外側に固定し、飛来物の衝撃からガラスを守る飛散防止グッズです。ガラスの約200倍とされる耐衝撃性を持つ素材を使っており、飛んできた瓦や枝がぶつかっても割れにくい特性があります。

専用の金具で窓枠に固定するタイプが多く、使わないときは取り外して収納できるため、シャッターより保管場所を選ばない点が特徴です。紫外線で徐々に劣化する素材のため、数年おきに黄ばみやひび割れがないか点検しておくことが望まれます。シャッターの後付けが難しい賃貸住宅や、限られた予算で対策したい家庭に役立つグッズです。

すき間テープ(ドア・窓枠用)

すき間テープは、ドアや窓のわずかなすき間に貼り付け、暴風雨の吹き込みや雨水の侵入を防ぐ家屋の飛散防止グッズです。発泡素材やゴム素材でできたテープが枠のすき間を埋め、強風で扉が振動する音や、隙間から吹き込む雨水を軽減する仕組みになっています。

幅5ミリから10ミリ程度のすき間に合わせたテープを選び、汚れを拭き取ってから貼り付けると密着させやすい点がポイントです。経年で弾力が失われると隙間が再びできるため、1年から2年を目安に貼り替えると効果を保ちやすくなります。窓の隙間風が気になる住宅や、防音・防水を兼ねて対策したい事業所の管理担当者に役立つグッズです。

ベランダ用飛来物防止ネット

ベランダ用飛来物防止ネットは、ベランダの手すりや柵にかぶせて張り、外から飛んでくる物や置き物の落下を防ぐ飛散防止グッズです。網目の細かいポリエチレン製のネットを手すりに沿って固定し、暴風による飛来物の直撃や、室内側の物が飛ばされて階下に落下する事故を防ぐ仕組みになっています。

設置にはロープやフックを使い、ベランダの寸法に合わせてたるみが出ないように張ることがポイントです。ネット自体が古くなると強風で破れやすくなるため、台風シーズン前に破損や劣化がないか確認しておく必要があります。高層階に住む家庭や、屋外に看板を掲示する店舗を持つ事業所に役立つグッズです。

プランター・鉢植え固定ベルト

プランター・鉢植え固定ベルトは、ベランダや庭に置いたプランターや鉢植えを床や壁面にしっかり固定し、暴風による転倒・飛散を防ぐグッズです。ベルトに通した鉢を手すりや専用のフックに結びつけ、強風であおられても倒れにくくする仕組みになっています。

鉢の重さに応じてベルトの耐荷重を選び、10キログラムを超える鉢には金属製の留め具を使ったタイプを選ぶと安心です。固定していないプランターは、暴風で階下や隣家に落下して人や物を傷つける恐れがあるため、台風接近前の対策を済ませておく必要があります。庭やベランダで植物を育てる家庭や、屋外に緑化スペースを持つ事業所の管理担当者に役立つグッズです。

物干し竿固定ロープ

物干し竿固定ロープは、ベランダに設置した物干し竿が暴風で外れて飛ばされるのを防ぐ、家屋まわりの飛散防止グッズです。物干し金具と竿を丈夫なロープで結び、風であおられても竿が持ち上がらないように固定する仕組みになっています。

ロープは直径5ミリ以上の耐候性素材を選び、結び目がほどけにくい方法で複数箇所を固定すると安定感を高められる点がポイントです。物干し竿は軽量な製品ほど飛ばされやすく、集合住宅では階下への落下事故につながる恐れがあるため、台風接近時は室内に取り込む対策と併用することが望まれます。集合住宅のベランダを使う家庭や、屋外に洗濯物干し場を持つ事業所の管理担当者に役立つグッズです。

瓦・屋根用防災ネット

瓦・屋根用防災ネットは、屋根の瓦や波板が暴風で飛ばされるのを防ぐために屋根全体を覆って固定するグッズです。網目状の丈夫なネットを屋根に沿って張り、専用の金具やロープで軒先にしっかり固定することで、瓦の浮き上がりや飛散を抑える仕組みになっています。

設置には脚立を使った高所作業を伴うため、施工業者に依頼するか、安全帯を使って複数人で作業することが望まれます。古い瓦屋根は固定が緩んでいる場合があり、台風シーズン前に専門業者による点検を受けておくと安心です。瓦屋根の住宅や、倉庫・工場など屋根面積の広い事業所の施設担当者に役立つグッズです。

換気口用防風カバー

換気口用防風カバーは、外壁や基礎部分にある換気口を覆い、暴風雨が吹き込んで室内やゆか下に浸水するのを防ぐ家屋の飛散防止グッズです。防水性のあるカバーを換気口にかぶせ、通気性を保ちながら横殴りの雨や強風の吹き込みを軽減する仕組みになっています。

取り付けには両面テープやビスを使い、台風接近前に取り付けて通過後に取り外すという着脱式の製品を選ぶと通年の換気を妨げにくくなります。換気口をふさいだままにすると室内の湿気がこもりやすくなるため、台風通過後は早めに取り外すことが大切です。ゆか下換気口のある戸建て住宅や、地下設備を持つ事業所の施設管理担当者に役立つグッズです。

【停電・断水対応】台風対策の防災グッズ12選

台風による強風は電線や電柱に被害を及ぼして停電を招き、大雨は水道施設の停止による断水につながることがあります。ここでは、停電・断水が起きた際の生活を支えるグッズを紹介します。

蓄電池搭載ポータブル電源

蓄電池搭載ポータブル電源は、内蔵のバッテリーに電気をためておき、停電中でも家電やスマートフォンに電力を供給できるグッズです。コンセントや車のシガーソケット、太陽光パネルなど複数の方法で充電でき、蓄えた電力をACコンセントやUSB端子から出力する仕組みになっています。

容量500ワット時前後の製品ではスマートフォンの充電を数十回、扇風機であれば数時間から半日程度使用できる目安です。ガソリンを使う発電機と異なり室内でも安全に使える一方、容量が限られるため、使う家電の消費電力を確認して選ぶ必要があります。在宅避難を想定する家庭や、パソコンを使い続けたい事業所の担当者に役立つグッズです。

大容量モバイルバッテリー(防水対応)

大容量モバイルバッテリーは、外出先や停電時にスマートフォンやタブレットへ繰り返し充電できる携帯用の電源グッズです。内部のリチウムイオン電池に電気をためておき、USBケーブルをつなぐだけで手軽に充電できる仕組みになっています。

容量20000ミリアンペア時前後の製品を選ぶと、スマートフォンをおよそ4回から5回充電できる目安になります。防水性能のない製品は暴風雨の中での持ち出しに向かないため、IPX4以上の防水表示があるモデルを選ぶと安心です。停電中も家族との連絡手段を確保したい家庭や、外回りの多い従業員を抱える事業所に役立つグッズです。

カセットガス式発電機

カセットガス式発電機は、市販のカセットガスボンベを燃料に使い、停電時でも家庭用のコンセントに電気を供給できるグッズです。エンジンを内蔵した本体にガスボンベを装着すると発電が始まり、扇風機や照明、冷蔵庫といった家電を動かせる仕組みになっています。

ガソリン式に比べて燃料の保管や取り扱いがしやすく、カセットボンベ1本でおよそ1時間から2時間程度稼働する製品が主流です。屋内での使用は一酸化炭素中毒の危険があるため、屋外の風通しのよい場所でのみ使う必要があります。停電が長引きやすい地域の家庭や、非常用電源を分散して備えたい事業所に役立つグッズです。

ソーラー充電パネル

ソーラー充電パネルは、太陽光を電力に変換し、モバイルバッテリーやポータブル電源に充電できる非常用の発電グッズです。パネル表面の太陽電池セルが日射を受けて発電し、専用のケーブルを通じて接続した機器へ電力を送る仕組みになっています。

折りたたみ式の製品は展開すると数十ワット程度の出力になり、晴天時であれば数時間でモバイルバッテリーを満充電にできる目安です。天候や日射角度によって発電量が大きく変わるため、屋根のない場所や窓際など日当たりのよい位置に設置しておくと発電効率を高められます。長期の停電が予想される地域の家庭や、屋外に設備を持つ事業所の備えとして役立つグッズです。

乾電池式LEDランタン

乾電池式LEDランタンは、単一形や単三形の乾電池で点灯し、停電時の室内を広く明るく照らす照明グッズです。LED素子が発光する際の発熱が少なく、白熱電球に比べて長時間の連続点灯に適した仕組みになっています。

明るさの目安となるルーメン値が高いほど広い範囲を照らせ、リビングなど家族が集まる部屋には300ルーメン以上の製品を選ぶと過ごしやすくなります。ろうそくと違って火を使わないため、就寝時や子どもがいる部屋でも安全に使える点が違いです。停電中に家族で過ごす時間の照明を確保したい家庭や、休憩スペースを照らしたい事業所に役立つグッズです。

手回し発電ラジオライト

手回し発電ラジオライトは、本体のハンドルを回して発電し、ラジオ受信とライト点灯を1台でまかなえる非常用グッズです。手回しで発電した電力を内蔵の蓄電池にため、電池切れの状態でも数分間の手回しでラジオを聞いたり足元を照らしたりできる仕組みになっています。

乾電池が入手できない停電の初期段階でも使える点が、電池式の製品との違いです。連続して手回しを続けると腕に負担がかかるため、日ごろから乾電池やモバイルバッテリーと併用しておくと負担を抑えられます。防災用品を最小限にまとめたい家庭や、非常持ち出し袋に常備しておきたい事業所の担当者に役立つグッズです。

カセットコンロ・ガスボンベセット

カセットコンロ・ガスボンベセットは、電気やガス管が止まっても、カセットボンベの燃料でお湯を沸かしたり調理をしたりできる停電・断水対応グッズです。ボンベ内の液化ガスが気化して燃焼する仕組みで、ボンベ1本でおよそ60分前後の連続燃焼が可能な製品が一般的です。

断水時は鍋で沸かした湯を使って食器を洗ったり、体を拭くお湯を用意したりする使い方もでき、電気に頼らない調理手段として重宝します。ボンベは高温になる場所での保管を避け、使用期限が製造から7年程度とされている点にも注意が必要です。停電と断水が同時に起こりやすい台風後の家庭や、簡易的な調理設備を必要とする事業所に役立つグッズです。

保冷剤・保冷バッグ

保冷剤・保冷バッグは、停電で冷蔵庫が使えなくなった際に、食品や薬を一定の低温に保つための備蓄グッズです。あらかじめ凍らせておいた保冷剤を断熱性の高いバッグに入れることで、外気の熱を遮り、庫内の温度上昇を数時間から半日程度遅らせる仕組みになっています。

冷凍庫がまだ動いているうちに保冷剤を凍らせておき、停電が始まったら冷蔵庫の開閉回数を減らすことで保冷効果を長持ちさせられます。インスリンなど温度管理が必要な医薬品を使う家庭では、専用の保冷ポーチを別に用意しておくと安心です。冷蔵品を多く扱う家庭や、食材を保管する事業所の厨房担当者に役立つグッズです。

給水タンク(折りたたみ式ポリタンク)

給水タンクは、断水時に給水車や給水所から水を受け取り、自宅まで持ち帰って保管するための断水対応グッズです。ポリエチレン製の柔らかい素材を折りたたんで収納できるタイプが多く、使用時に広げると10リットルから20リットル程度の水をためられる仕組みになっています。

給水車の運搬能力には限りがあるため、家族の人数に合わせて複数のタンクを用意しておくと、1回の給水で必要な水量を確保しやすくなります。硬い素材のポリタンクに比べて軽量で持ち運びやすい一方、鋭利なものに触れると破れやすい点には注意が必要です。集合住宅で水の運搬経路が長い家庭や、多数の従業員がいる事業所の給水対応担当者に役立つグッズです。

携帯浄水器

携帯浄水器は、河川やたまり水などの生活用水を、飲用に近い水質までろ過できる断水対応グッズです。内蔵のフィルターが水中の濁りや細菌の多くを除去し、ストローのように吸い込むだけで、その場でろ過した水を飲める仕組みになっている製品が多く流通しています。

1つのフィルターでおよそ数百リットルから千リットル程度の水をろ過できる製品があり、給水車が来るまでの間の水の確保に役立ちます。ウイルスの除去性能はフィルターの種類によって差があるため、煮沸との併用や製品の対応範囲を確認しておくことが大切です。給水所までの距離が遠い地域の家庭や、屋外での長期対応が想定される事業所に役立つグッズです。

非常用飲料水(長期保存水)

非常用飲料水は、通常のミネラルウォーターより長い期間保存できるよう処理された断水対応の備蓄グッズです。ボトルの殺菌方法や充填方法を工夫することで、5年から10年程度の長期保存を実現している製品が多く販売されています。

1人1日3リットルを目安に、最低3日分から1週間分をまとめて備蓄し、賞味期限が近づいたら日常生活で消費して買い足すと管理しやすくなります。通常のミネラルウォーターは保存期間が短く、備蓄用としては定期的な入れ替えの手間が大きい点が長期保存水との違いです。備蓄スペースが限られる家庭や、大人数分をまとめて保管したい事業所の防災担当者に役立つグッズです。

簡易トイレ(携帯用凝固剤付き)

簡易トイレは、断水で水洗トイレが使えなくなった際に、既存の便器にかぶせて使う携帯用の衛生グッズです。便器に袋をセットして用を足した後、凝固剤を振りかけると排せつ物の水分が固まり、におい漏れを抑えた状態で袋ごと廃棄できる仕組みになっています。

1回分が個包装になった製品を選ぶと、家族の人数や日数に合わせて必要な数を管理しやすくなります。断水は復旧までに数日かかる場合があり、備蓄が不足すると衛生面のトラブルにつながりやすいため、1人1日5回分を目安に備えておくと安心です。トイレの使用回数が多い家庭や、来客・従業員が多い事業所の衛生管理担当者に役立つグッズです。

【避難・持ち出し】台風対策の防災グッズ10選

暴風雨の中での避難や移動は、視界不良や飛来物によるけがのリスクが伴います。ここでは、荒天下でも安全に避難・移動するための持ち出しグッズを紹介します。

防災用ヘルメット(飛来物対策)

防災用ヘルメットは、暴風で飛んでくる看板や瓦などから頭部を守り、避難時の安全を確保するグッズです。硬質の樹脂製シェルが衝撃を分散させる仕組みになっており、内部のクッション材が頭部への直接的な衝撃を和らげます。

折りたたんで薄く収納できるタイプもあり、非常持ち出し袋に入れておくとかさばらずに携行できます。高齢者や子どもと一緒に避難する家庭や、屋外での点検作業がある事業所の担当者に役立つグッズです。

防水レインスーツ(上下セパレート式)

防水レインスーツは、上着とズボンが分かれた構造で、暴風雨の中でも動きやすく雨をしのげる避難用の衣類グッズです。生地の表面に防水加工を施し、縫い目にもテープ処理を加えることで、横殴りの雨でも内部への浸水を防ぐ仕組みになっています。

ポンチョ型の雨具に比べて風にあおられにくく、両手を自由に使えるため、荷物を持ちながらの避難に向く点が特徴です。透湿性の低い生地は内部が蒸れやすいため、長時間の着用では透湿防水素材の製品を選ぶと快適さが保てます。子どもと手をつないで避難する家庭や、屋外での作業が多い事業所の従業員に役立つグッズです。

滑りにくい防水安全靴

滑りにくい防水安全靴は、雨で滑りやすくなった路面でも足元を安定させ、浸水した道路でも歩きやすい避難用の履物グッズです。靴底に細かい溝を刻んだラバーソールが水を排出しながら地面をとらえ、防水加工の生地が浸水した路面からの水の浸入を防ぐ仕組みになっています。

くるぶし程度の深さまで対応できる製品を選ぶと、冠水した道路でも靴の中まで水が入りにくい点が利点です。サンダルや通常の運動靴では、割れたガラスや釘を踏み抜くけがのリスクが高くなるため、避難時には底の厚い靴を選ぶことが望まれます。避難場所まで距離のある家庭や、屋外で移動しながら作業する事業所の従業員に役立つグッズです。

LEDヘッドライト

LEDヘッドライトは、額に装着して両手を空けたまま足元や周囲を照らせる、暴風雨での避難に役立つ照明グッズです。頭部に固定するバンドと軽量なLED本体で構成され、荷物を持ったり子どもの手を引いたりしながらでも視界を確保できる仕組みになっています。

照射距離が数十メートル程度に達する製品を選ぶと、街灯が消えた夜間の避難でも周囲の状況を確認しやすくなります。懐中電灯のように片手がふさがる照明器具と違い、両手を自由に使える点が避難時の利点です。停電した夜間に避難する家庭や、暗い屋外を移動する事業所の従業員に役立つグッズです。

防災用ホイッスル

防災用ホイッスルは、強い風雨の音にかき消されにくい高音を発し、離れた場所にいる家族や救助者に自分の居場所を知らせるグッズです。息を吹き込むと内部の構造が空気の振動を増幅させ、少ない息の量でも遠くまで届く高音を出せる仕組みになっています。

首から下げられるストラップ付きの製品を選ぶと、とっさの場面でもすぐに使える点が便利です。大声で助けを呼び続けるよりも体力を消耗しにくいため、避難中にはぐれてしまった場合や、閉じ込められた場合に役立ちます。子どもや高齢者と一緒に避難する家庭や、夜間の見回りを行う事業所の担当者に役立つグッズです。

車両けん引ロープ(冠水・スタック脱出用)

車両けん引ロープは、大雨で冠水した道路や泥にはまって動けなくなった車を、別の車で引っ張り出す際に使う移動用のグッズです。両端に頑丈なフックが付いたベルト状のロープを、動けなくなった車と救援車のけん引フックに取り付け、ゆっくりと引っ張る仕組みになっています。

耐荷重3トン以上の製品を選ぶと、普通乗用車をけん引する際にも余裕を持って使えます。冠水した道路への進入自体がエンジンの故障や感電のリスクを伴うため、けん引を試みる前に道路の状況を確認することが大切です。車で移動することが多い家庭や、営業車両を保有する事業所の担当者に役立つグッズです。

防水避難リュック

防水避難リュックは、生地の表面に防水加工を施し、暴風雨の中を移動しても中身が濡れにくい避難用の持ち出し袋です。生地の縫い目や開口部にカバーを備え、雨が内部に染み込みにくい構造になっている製品が多く販売されています。

背負ったまま両手を自由に使えるため、傘やレインコートと組み合わせても行動しやすい点が特徴です。防水性能のない一般的なリュックでは、非常食や着替えが濡れて使えなくなる恐れがあるため、中身を個別の防水袋に分けておくと被害を防ぎやすくなります。徒歩で避難場所まで移動する家庭や、社用の防災用品を持ち出す事業所の担当者に役立つグッズです。

抱っこひも型子ども避難ハーネス

抱っこひも型子ども避難ハーネスは、暴風雨の中で子どもの手が離れてしまわないよう、体に固定して避難する際に使うグッズです。腰や胸に巻いたベルトと子どもをつなぐストラップで構成され、強風で人ごみが乱れる状況でもはぐれにくくする仕組みになっています。

両手がふさがりにくい設計の製品を選ぶと、非常持ち出し袋を持ちながらでも子どもを支えやすい点が特徴です。抱っこだけで避難すると腕の疲労で長距離の移動が難しくなりますが、体全体で支えられるハーネス型は長時間の避難行動でも疲れにくい特徴があります。乳幼児や小さな子どもと避難する家庭に役立つグッズです。

ペット同行避難用防水キャリーバッグ

ペット同行避難用防水キャリーバッグは、暴風雨の中でも犬や猫を濡らさずに安全に運べる避難用のグッズです。底面と側面に防水素材を使い、通気用のメッシュ部分には雨よけのカバーを備えることで、移動中の雨の吹き込みを抑える仕組みになっています。

ペットの体重に合わせて耐荷重を確認し、キャリー内で立ったり方向転換したりできる余裕のあるサイズを選ぶことがポイントです。段ボール製のキャリーでは雨で強度が落ちて破損する恐れがあるため、繰り返し使える防水素材の製品を選んでおくと被害を抑えられます。ペットと同居する家庭や、動物を扱う事業所の担当者に役立つグッズです。

折りたたみ式レインポンチョ(両手が使えるタイプ)

折りたたみ式レインポンチョは、頭からかぶるだけで着脱でき、荷物を持ちながらでも雨をしのげる避難用の雨具グッズです。前後にゆとりのある生地が非常持ち出し袋を背負ったままでも体全体を覆い、傘のように風にあおられて壊れる心配が少ない仕組みになっています。

収納袋に入れるとポケットに入る大きさになる製品が多く、日ごろから持ち歩いても負担になりにくい点が特徴です。強風時の傘は骨が折れて使えなくなることが多く、両手がふさがる点でも避難時には不向きとされています。子どもを抱えて避難する家庭や、外回りの多い従業員を抱える事業所に役立つグッズです。

【台風後の片付け】台風対策の防災グッズ9選

台風が通過した後は、折れた枝や割れたガラスの片付け、屋根や外壁の応急修繕など、二次被害を防ぐための作業が必要になります。ここでは、台風後の片付け・修繕に役立つグッズを紹介します。

ブルーシート(屋根損傷部の応急養生用)

ブルーシートは、台風で屋根瓦がずれたり飛んだりして生じた隙間を覆い、雨水の侵入を一時的に防ぐ応急養生グッズです。ポリエチレン製の丈夫なシートを破損箇所に広げ、土のうや専用の固定具で四隅を押さえることで、修理業者が来るまでの間、雨漏りを軽減する仕組みになっています。

厚さ0.1ミリ以上のしっかりした製品を選び、屋根の勾配に合わせて水が流れる向きに重ねて敷くと効果を発揮しやすくなります。屋根の上での作業は転落の危険が大きいため、無理な自己修理を避け、必要に応じて専門業者に依頼することが大切です。

屋根用防水補修テープ

屋根用防水補修テープは、台風でできた屋根や外壁の小さなひび割れ・すき間に貼り付け、雨水の侵入を防ぐ片付け・修繕グッズです。片面に強い粘着層とアルミやブチルゴムの防水層を重ねた構造で、凹凸のある面にも密着しやすい仕組みになっています。

破損箇所の汚れや水分を拭き取ってから貼り付けると密着性が高まり、数か月程度の応急的な防水効果が期待できます。ブルーシートのように広い範囲を覆う対策とは異なり、局所的な補修に適する点が違いです。小規模な破損を自分で応急処置したい家庭や、修理業者の手配までに時間がかかる事業所に役立つグッズです。

剪定のこぎり(倒木・折れ枝処理用)

剪定のこぎりは、台風で折れた庭木の枝や倒木を切り分け、通行や敷地の片付けの妨げにならないよう処理する修繕グッズです。刃先に細かい目立てを施した刃が、太さ数センチ程度の枝を引く力で切断できる仕組みになっています。

片手で扱えるサイズの製品を選ぶと、はしごの上や不安定な場所での作業でも取り回しやすくなります。太い倒木や高所の枝は、チェーンソーや専門業者による対応が必要になるため、のこぎりで対応できる範囲を見極めることが大切です。庭木を持つ家庭や、敷地内に植栽を管理する事業所の担当者に役立つグッズです。

厚手作業用手袋

厚手作業用手袋は、台風後の片付け作業で、割れたガラスや折れた枝の鋭い断面から手を守る保護グッズです。手のひら部分に合成ゴムやレザーをコーティングした素材が使われており、鋭利なものに触れても切り傷を負いにくくする仕組みになっています。

指先まで覆うタイプを選ぶと、がれきの中から小さな物を拾い上げる細かい作業もしやすい点が利点です。軍手のような薄手の手袋では、ガラス片や釘が貫通してけがをする恐れがあるため、片付け作業には耐切創性の高い手袋を選ぶことが望まれます。屋外の片付けを行う家庭や、敷地内を巡回点検する事業所の担当者に役立つグッズです。

ガラス片清掃セット(ほうき・ちりとり)

ガラス片清掃セットは、台風で割れた窓ガラスの破片を、素手で触れずに集めて安全に処分するための片付けグッズです。腰の高さで使える柄の長いほうきと深さのあるちりとりを組み合わせ、細かい破片を掃き集めて袋にまとめる仕組みになっています。

裸足や薄い靴下で歩くと見えない破片で足を切る恐れがあるため、清掃中は厚手作業用手袋と滑りにくい靴を併用すると安全性が高まる点もポイントです。掃除機で細かいガラス片を吸い込むと故障の原因になることがあるため、目立つ破片を先に取り除いてから掃除機をかける順序が望まれます。窓ガラスが割れた家庭や、店舗のガラス扉が破損した事業所の担当者に役立つグッズです。

折りたたみ式台車(がれき運搬用)

折りたたみ式台車は、台風で発生した折れた枝や破損した資材などのがれきを、まとめて運び出すための片付けグッズです。使わないときは薄く折りたためる構造になっており、キャスターの付いた台に荷物を載せて押すだけで、重い物でも少ない力で運搬できる仕組みになっています。

耐荷重100キログラム前後の製品を選ぶと、濡れて重くなった資材もまとめて運びやすくなります。手で何度も往復して運ぶよりも作業時間を短縮でき、片付けにかかる体力的な負担を抑えられる点が特徴です。庭や駐車場の片付けを行う家庭や、敷地の広い事業所の施設管理担当者に役立つグッズです。

飛散物対策用ゴーグル

飛散物対策用ゴーグルは、片付け作業中に舞い上がるほこりや細かいガラス片、木くずから目を守る保護グッズです。顔の輪郭に沿う密閉性の高いフレームが、横や下からの飛来物の侵入を防ぐ仕組みになっています。

曇り止め加工が施されたレンズを選ぶと、長時間の作業でも視界がぼやけにくくなります。フレームの縁にクッション材を備えた製品を選ぶと、装着時の圧迫感を軽減できる点も選び方のポイントです。眼鏡だけでは側面からの飛散物を防ぎきれないため、眼鏡の上から装着できるゴーグル型を選ぶとより安全性が高まります。屋外での片付け作業を行う家庭や、倒木・がれきの撤去を担当する事業所の従業員に役立つグッズです。

脚立(屋根・雨どい点検用)

脚立は、屋根の破損状況や雨どいに詰まった落ち葉・枝を確認するために、高い場所へ安全に上るための片付け・点検グッズです。左右に開いて自立する構造になっており、天板までの高さが数段階で選べる製品が多く販売されています。

使用時は平らで安定した地面に設置し、天板の一段下までを目安に立つと、転落のリスクを抑えながら安全に作業できる点が利点です。屋根の勾配部分での使用は転落の危険が大きいため、屋根の上に直接乗る作業は専門業者に任せることが望まれます。雨どいの詰まりを自分で確認したい家庭や、施設の外壁を点検する事業所の管理担当者に役立つグッズです。

家庭用小型チェーンソー

家庭用小型チェーンソーは、台風で倒れた庭木や太い枝を、のこぎりよりも短い時間で切断できる片付け・修繕グッズです。モーターやエンジンでチェーン状の刃を高速回転させ、直径10センチメートルを超える太さの木材でも数分程度で切断できる仕組みになっています。

充電式の製品は排気ガスが出ず住宅街でも扱いやすい一方、連続使用時間はバッテリー容量に応じて数十分程度に限られる点が注意点です。刃が高速で回転する工具のため、防護メガネや厚手の手袋を着用し、周囲に人がいない状態で使うことが求められます。庭木の多い家庭や、敷地内の植栽を管理する事業所の担当者に役立つグッズです。

まとめ

台風は、暴風による飛来物の被害や停電、大雨による断水など、複数の被害が同時に発生しやすい災害です。今回紹介した52点のグッズは、事前準備・情報収集、窓・家屋の飛散防止、停電・断水対応、避難・持ち出し、台風後の片付けという5つの場面に分けて備えることで、台風の接近前から通過した後まで一連の流れに対応できるように構成しています。それぞれのグッズは単体で使うよりも、ハザードマップとマイ・タイムライン、飛散防止フィルムと養生テープのように役割の異なるグッズを組み合わせることで、備えの抜け漏れを減らしやすくなります。以下の表とチェックリストを参考に、居住地域の台風の通過傾向や事業所の設備配置に合わせて、必要な数量と準備の順序を見直しておくことをおすすめします。

グッズ分類役割掲載数
事前準備・情報収集グッズ台風の進路や勢力を早めに把握し、避難や対策のタイミングを判断する10点
窓・家屋の飛散防止グッズ暴風による飛来物や瓦の飛散から窓や建物を守る11点
停電・断水対応グッズ台風による停電や断水が起きた際の生活を支える12点
避難・持ち出しグッズ暴風雨の中での避難や移動時の安全を確保する10点
台風後の片付けグッズ台風通過後のがれき撤去や応急修繕に対応する9点

台風対策グッズを見直す際は、次の3点をチェックリストとして活用してください。

  • 窓や屋根の飛散防止対策と、非常用電源・飲料水などの停電・断水対応の備えを、台風シーズン前にひととおり点検しているか
  • ハザードマップやマイ・タイムラインをもとに、避難のタイミングと経路を家族や社内で共有しているか
  • 台風通過後の片付け・応急修繕に使う道具を、けがを防ぐ保護具とあわせてひとまとめに準備しているか

事前準備・情報収集、窓・家屋の飛散防止、停電・断水対応、避難・持ち出し、台風後の片付けという5つの場面それぞれで備えを積み重ねることが、暴風と大雨による被害から家族の暮らしと事業所の設備、事業継続を守ることにつながります。