夏に地震や台風が起きて停電すると、エアコンが使えないまま高温の環境で過ごす不安が大きくなります。また、冷蔵庫も止まるため、飲料水や食品の保冷、においや衛生の悪化も懸念されます。
持ち出しリュックに入れる軽量な冷却グッズと、自宅避難で役立つ大型の保冷資材は役割が異なるため、優先順位を整理しておくことが大切です。避難所の運営や社内の備蓄を担当する立場の場合は、従業員や避難者の熱中症対策をあらかじめリスト化しておくとよいでしょう。
本記事では、冷却や水分補給、日よけ、衛生、電源の観点から暑さ対策の防災グッズ55選を紹介します。
【冷却・体温降下グッズ12選】暑さ対策の防災グッズ
停電でエアコンが止まった環境でも、体温を効果的に下げるグッズは熱中症対策の中心になります。持ち出し用から在宅用まで防災グッズ12選を紹介します。
瞬間冷却パック
瞬間冷却パックは、袋の中の薬剤を叩いて反応させることで数秒のうちに冷たくなる冷却グッズです。水や氷、電気を使わずに冷却効果を発揮するため、停電直後の応急処置として役立ちます。首の後ろや脇の下、足の付け根など太い血管が通る部分に当てると、効率よく体の熱を下げられます。冷却効果は一度きりで再利用できないため、家族の人数分を複数個備えておくことが選び方のポイントです。熱中症の初期症状が疑われる人や、停電直後の高温環境で応急的に体を冷やしたい人に適しています。
(出典:被災地における熱中症予防について(周知依頼)|厚生労働省)
氷のう(アイスバッグ)・固定ベルト
氷のうは、氷と少量の水を袋に入れて患部に当てる昔からある冷却グッズです。専用の固定ベルトを使うと、首や脇、関節部に密着させたまま両手を自由に使えます。氷だけを入れると角が当たって痛みを感じやすいため、少量の水を一緒に入れて袋の形をやわらかくすることが使い方のポイントです。冷却時間は瞬間冷却パックより長く、1個で1時間前後は冷たさが続きます。使用後は氷を入れ替えれば繰り返し使えるため、災害用としてコストを抑えやすい点も選び方のポイントです。自宅避難の就寝時や、家財の整理・屋外作業をしながら体温上昇を防ぎたい人に向いた選択肢です。
ネッククーラー(PCM素材)
ネッククーラーは、PCM(周囲の温度に応じて固体と液体を切り替える相変化物質)を使い、28度前後で自然に凍り始める仕組みを持つ冷却グッズです。冷水やクーラーボックスの中で数分置くだけで再凍結できるため、繰り返し使えます。結露が起きにくい素材のため、使い捨てカイロの保管と同様に衣類を濡らさずに首元を冷やせる点も特徴です。ただし気温が28度に達しない環境では凍らないため、保冷剤との併用を選び方の目安にしておくと安心です。持ち出しリュックに入れてもかさばらず、避難生活で日常的に使いたい人に適しています。
冷却シート(おでこ・身体用)
冷却シートは、貼った部分の水分がゆっくり蒸発する際に周囲の熱を奪う気化熱を利用した冷却グッズです。おでこや首の後ろに貼ると、ひんやりとした感触が数時間持続します。1枚あたりの持続時間は4時間前後の製品が多く、就寝前に貼り替えると朝まで快適に過ごせます。汗をかきやすい部位に貼るとすぐにはがれてしまうことがあるため、汗を拭いてから貼ることが使い方の工夫です。1枚あたりの価格は数十円程度と手頃なため、家族の人数分をまとめて備蓄しやすい点も選び方のポイントです。電気が使えない避難所や自宅で、手軽に熱っぽさを和らげたい人に適しています。
冷感タオル
冷感タオルは、極細繊維が水分を多く含む構造になっており、水で濡らして振ることで気化熱を発生させる冷却グッズです。少量の水さえあれば何度でも冷たさを復活させられるため、断水時の備えとしても実用的です。乾いた状態では冷却効果がないため、使う前に水で湿らせることが使い方の基本になります。タオル1枚あたりの重さは軽く、リュックの隙間に収納しやすい点も選びやすい理由です。持ち出し用としてだけでなく、乾いたタオルとの併用も選び方のポイントです。物資が限られる長期の避難生活で、繰り返し冷却グッズを使いたい人に適しています。
冷却スプレー
冷却スプレーは、メントール成分や冷気ガスを配合し、服の上から吹きかけるだけで体感温度を下げる冷却グッズです。汗をかいた衣類にスプレーすると、汗が蒸発する際の気化熱と成分の効果が重なり、冷たさを感じやすくなります。缶タイプは低温になるため、直接肌に長時間当て続けないことが使用時の注意点です。1回のスプレーで得られる冷却効果は数十分程度が目安になります。冷えたタオルと併用すると涼しさを長く保ちやすくなる点も、使い方の工夫として覚えておきたいところです。屋外での避難作業や避難所への移動中、すぐに涼しさを得たい人に適したグッズです。
冷却ジェルシート付きまくら
冷却ジェルシート付きまくらは、内部のジェルが頭部の熱を吸収し、ひんやりとした寝心地を保つ寝具です。冷凍庫や冷水が使えない停電時でも、常温のまま一定の冷却効果が続く点が特徴です。ジェルの重さがあるため、持ち出し用ではなく自宅備蓄用として考えることが選び方のポイントになります。使う前に数十分冷凍庫で冷やしておくと、冷却効果をより長く感じやすくなります。長時間使うと徐々に温度が上がってくるため、複数個を交代で使うことが快適さを保つ工夫です。停電中の寝苦しい夜に、体力を消耗しやすい高齢者や子どもの安眠を助けたい人に適しています。
携帯用ハンディファン
携帯用ハンディファンは、小型のモーターで風を送り、体の熱を発散させる携行型の冷却グッズです。USB充電式と乾電池式の両方に対応するモデルを選ぶと、停電が長引いてもポータブル電源や予備電池で動かせます。連続使用時間は充電式で3時間前後、乾電池式で6時間前後が目安です。羽根がむき出しのタイプは指を挟むおそれがあるため、羽根のないタイプを選ぶことも安全に使うための基準になります。小さな子どもが使う場合は特に注意しておきたい点です。避難時の持ち出しリュックに入れておき、移動中や避難所の自分のスペースで風を確保したい人に適しています。
首掛け扇風機
首掛け扇風機は、首にかけて両手を自由にしたまま顔まわりに風を届ける携行型のグッズです。作業中や移動中でも常に送風を続けられるため、手で持つタイプのファンより使いやすい場面が多くなります。連続使用時間はモデルによって差があり、購入時にバッテリー容量の表示を確認しておくことが選び方の目安です。長時間首にかけ続けると重さで肩がこることがあるため、軽量なモデルを選ぶことも大切です。着脱がしやすいモデルであれば、休憩時にも扱いやすくなります。自宅の片付け作業や、屋外で避難誘導や運営に当たる担当者の熱中症予防に適しています。
クーラーボックス
クーラーボックスは、断熱材で囲まれた箱の中に保冷剤や氷を入れて低温を保つ保冷グッズです。冷蔵庫が停止した停電環境下で、傷みやすい食品や飲料、冷却グッズを一時的に保管する役割を持ちます。ハードタイプは断熱性能が高く、保冷剤と組み合わせれば1日以上の保冷が期待できます。容量が大きいほど重くなるため、持ち出し用と自宅備蓄用でサイズを分けて選ぶことが選び方の要点です。ふたを開ける回数が増えると冷気が逃げやすくなるため、開閉を最小限にすることも使い方の工夫になります。停電時の自宅避難で、水や食料、冷却用品の冷たさを保ちたい人に適しています。
保冷剤(長期保冷タイプ)
保冷剤は、氷よりも扱いやすい形状でクーラーボックスや冷却グッズの温度を保つグッズで、長期保冷タイプは一般的な保冷剤よりも低い温度を長時間維持できます。氷点下の温度を数十時間保てる製品もあり、クーラーボックスの保冷力を大きく高めます。凍らせるには冷凍庫が必要になるため、停電が起きる前にあらかじめ凍らせておくことが備え方のポイントです。ネッククーラーや氷のうの再冷却用としても使えるため、複数個を備蓄しておくと使い回しがしやすくなります。保冷剤の大きさによって保冷できる時間も変わるため、用途に応じたサイズ選びも大切です。クーラーボックスの保冷効果を長く保ちたい人に適した備蓄品です。
保冷保温水筒
保冷保温水筒は、真空断熱の構造によって、氷を入れた冷たい水を長時間そのまま保つ容器です。朝に氷や経口補水液を入れておけば、猛暑の屋外でも夕方まで冷たさが続く製品が多くあります。容量500ミリリットル前後のものを選ぶと、持ち運びやすさと保冷力のバランスが取りやすくなります。氷を入れる際は容器の耐熱・耐冷温度を確認しておくことも使い方の注意点です。落とした際の破損を防ぐため、ステンレス製など丈夫な素材を選ぶことも選び方の目安になります。熱中症予防にとって大切な冷たい水分を、外出先でも小まめに摂取したい人に適しています。
【水分・塩分補給グッズ10選】暑さ対策の防災グッズ
熱中症の予防には、水分だけでなく汗で失われる塩分の補給も重要です。夏の被災時に役立つ保存水や補給グッズの防災グッズ10選を紹介します。
保存水
保存水は、長期間保管できるように処理されたペットボトル入りの飲料水です。夏場は汗で失う水分量が通常期より多くなるため、1人1日3リットルを目安に、通常より多めに備蓄しておくことがすすめられます。賞味期限は5年前後の製品が多く、期限が近づいたら飲用して新しいものに入れ替えるローリングストックの方法が管理しやすくなります。開封後は数日で使い切ることも保存水を扱う際の注意点です。季節ごとに在庫を見直しておくと、期限切れを防ぎやすくなります。停電でエアコンが止まった自宅や避難所で、最初に確保しておきたい飲料水です。
経口補水液
経口補水液は、水に食塩とブドウ糖をバランスよく溶かし、体への吸収を速めた飲料です。立ちくらみや頭痛など熱中症の初期症状が出たときに飲むと、水だけを飲むよりも早く水分と塩分を補えます。ペットボトルタイプとパウチタイプがあり、常温で保存できる製品を選ぶと備蓄がしやすくなります。飲みすぎると塩分の過剰摂取になることがあるため、症状が治まったら通常の水分に切り替えることも使い方の注意点です。味の種類を数種類備えておくと、飲み続けやすくなります。急な脱水や熱中症の兆候が現れた家族への応急対応として備えておきたい飲料です。
経口補水パウダー
経口補水パウダーは、保存水に溶かすだけで経口補水液を作れる粉末タイプのグッズです。1本のスティックで500ミリリットル分の経口補水液を作れる製品が多く、液体のまま備蓄するよりも軽量になります。賞味期限が長いため、リュックのポケットに入れて持ち出し用の備えとしても使いやすくなります。溶かす水の量を誤ると濃度が変わってしまうため、パッケージに記載された表示どおりの水量を守ることが使い方の基本です。常温で長期間保存できる点も備蓄向きの理由です。移動時や屋外避難時に、高濃度の水分と塩分をその場で作りたい人に適しています。
塩分補給タブレット・塩飴
塩分補給タブレット・塩飴は、水を飲むだけでは薄まってしまう体内の塩分濃度を手軽に補うグッズです。水分だけを大量に摂取すると血液中の塩分が薄まり、自発的な脱水につながることがあるため、水分と合わせて塩分を口にすることが選び方の目安になります。個包装タイプであれば、汗をかいた手でも衛生的に取り出せます。糖分を含む製品もあるため、持病がある家庭は成分表示を確認しておくことも大切です。ズボンのポケットに入れておけるサイズのため、常に携帯できる点も選び方のポイントです。片付けや移動など、体を動かす場面で手軽に塩分とエネルギーを補いたい人に適しています。
熱中症対策ゼリー飲料
熱中症対策ゼリー飲料は、水分と電解質を同時に摂取できるゼリー状の飲料です。とろみがあるため、食欲が落ちているときや、咀嚼が難しい状況でもすくいやすく飲み込みやすいという特徴があります。水や湯が不足しがちな災害の初期は、調理せずそのまま食べられる食品を備えておくことが栄養不足や熱中症を避けるうえで有効とされています。開封後は保存できないため、1回で飲み切れるサイズを選ぶことも使い方の目安です。停電下の猛暑で食事を取りにくい子どもや高齢者の栄養と水分の補給に適しています。
(出典:非常食から被災生活を支える災害食へ|文部科学省科学技術・学術政策研究所)
クエン酸・スポーツドリンク粉末
クエン酸・スポーツドリンク粉末は、保存水に溶かすだけで大量の水分補給用飲料を作れるグッズです。クエン酸には疲労物質の蓄積を抑える働きがあるとされ、体を動かした後の水分補給に適した成分です。粉末タイプは液体よりも軽量でかさばらず、家族の人数分や複数日分をまとめて備蓄しやすくなります。濃度が高すぎると胃に負担がかかることがあるため、記載された量の水で溶かすことが使い方の注意点です。粉末のまま小分けにしておくと、持ち出し用としても使いやすくなります。家族全員分、あるいは従業員や避難者全員分の水分補給用飲料を低コストで用意したい人に適しています。
梅干し・塩分補給用おやつ
梅干し・塩分補給用おやつは、塩分とクエン酸を手軽に補える食品です。酸味が唾液の分泌を促すため、口の中が乾きやすい暑い時期の水分不足を和らげる効果も期待できます。個包装タイプを選んでおくと、配って回る際に取り分ける手間がかからず衛生的です。糖分や塩分を多く含む製品もあるため、持病がある人は摂取量に注意することも大切です。常温で長期間保存できる製品を選んでおくと、備蓄品として扱いやすくなります。食べ慣れたおやつとして、普段のおやつ感覚で子どもの塩分補給や気分の切り替えに役立てたい人に適した食品です。
麦茶パック・粉末麦茶
麦茶パック・粉末麦茶は、カフェインを含まず利尿作用が少ない水分補給用の飲料です。緑茶やコーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があり、飲んだ分だけ体外に水分が出やすくなりますが、麦茶であればその心配が少なくなります。カリウムなどのミネラルを含むため、汗で失われた成分を補う助けにもなります。パックタイプは常温の水でも数時間で麦茶になるため、電気を使わずに作れる点も選び方のポイントです。冷たい水がない場合は、常温の水で時間をかけて作ることもできます。日常的に飲んでいる麦茶を災害用にも多めに備蓄しておきたい人に適しています。
ストロー付きボトルキャップ
ストロー付きボトルキャップは、市販のペットボトルに取り付けるだけで、寝た姿勢でも水分を飲めるようにするグッズです。熱中症で一時的に起き上がれない人や、高齢者、幼児の水分補給を、こぼさずに介助できます。取り付けの規格がペットボトルの口の大きさと合っているかを、購入前に確認しておくことが選び方の目安です。使用後は洗って乾かさないと雑菌が増えやすくなるため、こまめな洗浄も使い方の注意点になります。複数個を備えておくと、洗浄中も別のボトルで対応できます。周囲の介助者が安全に水分を届けたい場面に適したグッズです。
折りたたみポリタンク・水袋
折りたたみポリタンク・水袋は、使わないときは平らにたためて、給水時には10リットルから20リットルの水を運べる容器です。断水時に給水車から生活用水を受け取る際、硬いポリタンクよりも収納の負担が少なくなります。強度は製品によって差があるため、水を満タンにした状態で持ち運べる重さかを事前に確認しておくことが選び方の要点です。使い終えたらしっかり乾かしてからしまうと、次に使うときも清潔に使えます。複数枚を備えておくと、給水と保管を同時に進められます。断水時の生活用水の確保と運搬を担う人に適したグッズです。
【日よけ・通気グッズ11選】暑さ対策の防災グッズ
室内や避難所の温度上昇を防ぎ、屋外の直射日光を遮ることは熱中症予防の基本です。日よけシートから間仕切りテントまで防災グッズ11選を紹介します。
ポータブルクーラー
ポータブルクーラーは、バッテリーやDC電源で動作し、限られた範囲の空気を冷やす小型の冷房機器です。エアコンの設置が難しい避難所や自宅の一室でも、局所的に涼しい空間を作れます。扇風機や打ち水などを組み合わせた暑さ対策の工夫にかかる費用は、災害救助法による国庫負担の対象になる場合があります。バッテリー駆動時間は製品によって差があるため、稼働時間の表示を購入前に確認しておくことが選び方のポイントです。停電した自宅や、エアコンのない避難室の一部に涼しい場所を作りたい人に適しています。
(出典:令和6年能登半島地震における避難所の暑さ対策について|内閣府政策統括官(防災担当))
車用サンシェード・断熱シート
車用サンシェードは、車の窓ガラスに密着させて太陽光と紫外線を反射させる断熱グッズです。車内の温度上昇を抑えると同時に、外からの視線をさえぎるためプライバシーの確保にも役立ちます。フロントガラス用とサイドガラス用ではサイズが異なるため、車種に合った規格を選ぶことが選び方の目安です。閉め切った車内は短時間で高温になり命に関わる危険があるため、車中泊であっても窓を少し開けて換気を行うことが安全に使うための条件になります。取り付けやすい吸盤付きのタイプを選ぶと、設置の手間も減らせます。在宅が難しく車内で避難生活を送る人に欠かせないグッズです。
窓用遮光・遮熱フィルム
窓用遮光・遮熱フィルムは、窓ガラスに貼るだけで太陽光に含まれる赤外線や紫外線の多くを遮る断熱グッズです。エアコンが止まった室内でも、フィルムを貼った窓からの熱の侵入を減らせるため、室温の上昇をゆるやかにできます。透明なタイプを選ぶと、部屋を暗くせずに遮熱効果を得られます。施工には水と施工用のスキージーが必要になるため、事前に道具を用意しておくことも準備のポイントです。賃貸住宅では貼り直しやすい再剥離タイプを選ぶことも大切です。猛暑日にエアコンが使えなくても、自宅避難を続けられる時間を少しでも延ばしたい人に適しています。
つば広帽子・日よけ付きキャップ
つば広帽子は、頭部と首の後ろへの直射日光をさえぎり、体に熱がこもるのを防ぐ日よけグッズです。首の後ろまで届くサンシールドが付いたタイプを選ぶと、後頭部や首筋の日焼けと熱の蓄積を同時に抑えられます。メッシュ素材のものであれば、風通しがよく蒸れにくくなります。つばが広いほど日陰は広くなりますが、風の強い日はあごひもで固定できるタイプを選ぶことも使い方のポイントです。洗濯できる素材を選んでおくと、長期の避難生活でも清潔に使い続けられます。給水所での行列や移動など、屋外で長時間過ごす人に適したグッズです。
晴雨兼用折りたたみ日傘
晴雨兼用折りたたみ日傘は、遮光率とUVカット率が高い生地を使い、自分の周りに日陰を作る日よけグッズです。裏地が黒い製品は地面からの反射光も吸収しやすく、体感温度を数度下げる効果が期待できます。折りたたむとコンパクトになるため、リュックのサイドポケットに常備できる点も選びやすい理由です。強風の日は骨が折れやすいため、耐風性の表示があるモデルを選ぶことも使い方の注意点です。雨天時にも使えるため、リュックに一本入れておくと荷物を減らせます。炎天下での徒歩移動や、給水を待つ行列など屋外に長時間いる人に適しています。
日よけサンシェード・タープ
日よけサンシェード・タープは、屋外の一区画に日陰を作り、直射日光と地面からの熱をやわらげる大型の日よけグッズです。ポールとロープで固定するタイプが多く、避難所の屋外待機スペースや自宅のベランダなど、広い範囲を覆いたい場面に適しています。設営には支柱を固定する場所が必要になるため、使う場所に合わせてサイズを選ぶことが選び方のポイントです。風でロープがたわむと崩れやすくなるため、こまめに張り直すことも使い方の注意点になります。避難所が開設される前の屋外待機時や、在宅避難時の窓外対策として役立つグッズです。
アームカバー
アームカバーは、腕の皮膚を紫外線から守りながら、風に当たるとひんやり感じる接触冷感素材で作られた日よけグッズです。吸汗速乾性のある素材を選ぶと、汗をかいてもべたつきにくくなります。日焼けは皮膚の炎症だけでなく体の疲労感にもつながるため、屋外作業の際に着用することが選び方の目安です。洗濯を繰り返すと冷感効果が弱まる製品もあるため、洗濯表示を確認しておく必要があります。サイズが合わないと着圧でずれ落ちやすくなるため、腕の太さに合ったものを選ぶことも選び方のポイントです。炎天下での片付け作業や移動時に、日焼けと熱の負担を抑えたい人に適しています。
接触冷感の敷きパッド
接触冷感の敷きパッドは、肌が触れた瞬間に熱を吸収して冷たく感じさせる素材で作られた寝具です。熱を吸収する速さを示すQ-max(接触冷感評価値)が高いほど、触れた瞬間の冷たさを強く感じます。電気を使わないため、停電でエアコンが動かない夜でも一定の冷感効果を得られます。使い続けると素材の熱が飽和して冷たさを感じにくくなるため、寝返りで場所を変えることも使い方の工夫です。洗濯機で丸洗いできる製品を選んでおくと、衛生的に使い続けられます。エアコンが使えない熱帯夜に、睡眠不足による翌日の熱中症リスクを避けたい人に適しています。
竹シーツ・通気性マット
竹シーツ・通気性マットは、天然素材の放熱性を利用して、肌と寝具の間に熱がこもるのを防ぐグッズです。竹はでこぼこした表面が肌との接触面積を減らすため、蒸れを感じにくくなります。電力や化学製品を使わないため、停電が長引いても効果が変わらない点が特徴です。硬さを感じる場合は、下にタオルなどを敷いて調整することも使い方のポイントになります。軽量で丸めて収納できる製品を選んでおくと、持ち出し用としても使いやすくなります。電力や電池に頼らずに、災害時も含めて持続的な涼しさを長く確保したい人に適したグッズです。
うちわ・扇子
うちわ・扇子は、仰ぐことで風を起こし、汗の気化熱を利用して体温を下げる電源を使わない冷却グッズです。濡らしたタオルを肌に当てながら仰ぐと、気化熱の効果が高まりさらに涼しく感じられます。折りたたんで収納できる扇子は持ち出しリュックに入れてもかさばりません。仰ぎ続けるには体力を使うため、長時間の使用では休憩を挟むことも使い方の工夫です。複数用意しておけば、家族や近所の人と分け合うこともできます。バッテリーや電池が切れてしまった最終的な場面でも、道具を持たずに手軽に体を冷やして涼を取りたい人に適しています。
避難所用間仕切りテント
避難所用間仕切りテントは、周囲からの視線をさえぎりながら、内部に日陰を作る組み立て式のテントです。工具を使わずに組み立てられるフレーム構造の製品が多く、避難所での設営作業を短時間で終えられます。遮光性の高い幕体を使うことで、内部の影が外に映りにくくなり、避難者の安心感やプライバシーを守るうえで役立ちます。賠償制度が付いたSGマーク表示のある製品を選ぶことが、避難所への配備時の目安とされています。避難所内での熱と視線の両方から身を守りたい人に適しています。
(出典:第203号・避難所生活に安心とプライバシーを|一般財団法人製品安全協会CPSA)
【衛生・虫よけグッズ13選】暑さ対策の防災グッズ
猛暑の被災時は水不足で衛生環境が悪くなりやすく、においや皮膚トラブル、虫の被害も増えます。皮膚を守り虫やにおいを防ぐ防災グッズ13選を紹介します。
全身用からだふきシート
全身用からだふきシートは、水を使わずに汗や汚れを拭き取れる大判のシートです。1枚で全身を拭ける大きさの製品が多く、入浴できない状況でも清潔感を保てます。避難所のように流水で手を洗いにくい場面では、体拭きシートや手指消毒などの衛生管理を続けることが感染症の流行を防ぐうえで求められています。メントール配合の製品はひんやりとした感触が加わり、暑さによる不快感も和らげられます。汗や汚れによる不快感を解消し、気分をリフレッシュしたい人に適しています。
ドライシャンプー
ドライシャンプーは、水を使わずに頭皮の汚れやにおいをやわらげるスプレータイプのグッズです。頭皮にスプレーしてマッサージし、タオルで拭き取るだけで使えます。メントール配合の製品を選ぶと、拭き取ったあとに爽快感を得やすくなります。頭皮に直接つけるタイプのため、荒れやすい人は事前に成分表示を確認しておくことも大切です。水を使わないため、断水が長引く時期にも普段と同じ手順で頭皮を清潔に保てる点がメリットです。水やシャワーが何日も使えない状況で、頭皮のべたつきやかゆみを早めに抑えたい人に適しています。
虫よけスプレー・マダニ対策スプレー
虫よけスプレーは、蚊やマダニなどの吸血する虫を遠ざける成分を配合したグッズです。ディートやイカリジンといった成分が高い濃度で配合された製品は、屋外での活動時に効果が続きやすくなります。子どもに使う場合は年齢に応じた使用回数の制限があるため、パッケージの表示を確認することが使い方の注意点です。汗で流れやすいため、数時間おきに塗り直すことも大切です。瓦礫の片付けや草むらでの作業前にあらかじめ吹きかけておくことも選び方のポイントになります。屋外での避難や家屋の整理作業を行う人の虫刺され対策に適しています。
蚊取り線香・電池式携帯蚊取り器
蚊取り線香・電池式携帯蚊取り器は、避難生活の空間に蚊を寄せ付けないようにするグッズです。電池式のタイプは停電時でも使えるため、火を使わずに虫よけの効果を続けられます。蚊取り線香は火を使うため、燃えやすい物の近くに置かないことが安全に使うための条件です。1個あたりの持続時間は製品によって異なるため、備蓄する数の目安として確認しておくと安心です。電池式は繰り返し使えるため、長期の避難生活では経済的な選択肢になります。窓を開けて過ごす夜や避難所の仕切り空間で、蚊による不快感を防ぎたい人に適しています。
かゆみ止め薬・ポイズンリムーバー
かゆみ止め薬・ポイズンリムーバーは、虫に刺されたときの応急処置に使うグッズです。ポイズンリムーバーは吸引によって毒素の一部を取り除く器具で、ハチや毒虫に刺された直後に使うと効果的です。かゆみ止め薬はステロイドが配合された製品が多く、症状に応じて濃度が異なるため、家族の年齢に合わせて選ぶことが選び方のポイントになります。使用後に症状が悪化する場合は医療機関を受診することも大切な注意点です。屋外での作業前に携帯しておくと、すぐに対応できます。屋外での作業中に虫に刺された際、自分で初期対応を行いたい人に適しています。
日焼け止め
日焼け止めは、紫外線から肌を守り、日焼けによる炎症や疲労を防ぐグッズです。ウォータープルーフタイプであれば、汗をかいても効果が落ちにくくなります。SPFやPAの数値が高いほど防御力が高くなりますが、肌への刺激も強くなりやすいため、屋外での活動時間に応じて選ぶことが使い方の目安です。数時間ごとに塗り直すことも、効果を保つための注意点になります。顔用と身体用で製品を分けておくと、それぞれの肌質に合わせやすい選び方です。給水所での待機時間や復旧作業など、日差しの強い屋外で長時間過ごす人に適しています。
あせも予防パウダー
あせも予防パウダーは、汗が乾きにくい首や脇の周りをさらさらに保ち、あせもを防ぐグッズです。汗腺が汗や汚れでふさがれるとあせもができやすくなるため、こまめに塗り直すことが使い方のポイントになります。無香料タイプを選ぶと、他の防臭グッズと香りが混ざらずに使えます。肌が敏感な人はパッチテストをしてから使うことも大切な注意点です。汗をかいた後にこまめに塗り直す習慣をつけると、肌トラブルの予防につながりやすくなります。水やお風呂が使えない避難生活で、肌がデリケートな幼児や高齢者のあせもを早めに防ぎたい人に適しています。
デオドラントスプレー・制汗シート
デオドラントスプレー・制汗シートは、汗のにおいの原因になる雑菌の増殖を抑えるグッズです。殺菌成分が配合された製品を選ぶと、汗をかいた後のにおいを抑えやすくなります。スプレータイプは衣類の上からも使えるため、外出前や避難所での身支度にも使いやすいグッズです。使いすぎると肌が乾燥することがあるため、1日に使う回数を決めておくことも使い方の工夫です。香りが強すぎない製品を選んでおくと、共同生活の場でも周囲に配慮しやすくなります。共同生活が続く避難所で、周囲への配慮としてにおいを抑えたい人に適しています。
防臭袋
防臭袋は、ガスバリア性の高いフィルムでにおいを閉じ込める袋です。生ごみや使用済みの排泄物を入れておくと、夏場に発生しやすい腐敗臭やコバエの発生を抑えられます。1枚あたりの容量が決まっているため、家族の人数や使用頻度に合わせて備蓄量を計算しておくことが選び方の目安になります。使用後は口をしっかり結んでから密閉ポリバケツに入れることも、効果を保つための使い方です。複数のサイズを備えておくと、用途に応じて使い分けられます。ごみの収集が滞る状況でも、家族の人数分を見込んで自宅を衛生的に保ちたい人に適しています。
密閉ポリバケツ
密閉ポリバケツは、パッキン付きのふたでにおいを外に漏らさないごみ用のバケツです。防臭袋と組み合わせて使うと、においを封じる効果がさらに高まります。容量が大きいほど収納できる量は増えますが、持ち運びが難しくなるため、置く場所に合わせたサイズを選ぶことが選び方のポイントです。ふたのパッキンが劣化するとにおいが漏れやすくなるため、定期的に状態を確認することも大切です。屋外に置く場合は直射日光を避けると、パッキンの劣化を遅らせられます。ごみ収集が止まった夏場の室内を、においを抑えながら衛生的に保ちたい人に適しています。
速乾タオル
速乾タオルは、マイクロファイバーなどの素材を使い、少量の水で手洗いしてもすぐに乾くタオルです。猛暑の屋外であれば1時間前後で乾く製品が多く、洗濯機が使えない状況でも清潔なタオルを使い続けられます。綿タオルに比べて薄手のものが多いため、肌触りが気になる場合は購入前に確かめておくことがポイントです。生乾きのまま使うと雑菌が繁殖しやすくなるため、しっかり乾かすことも使い方の注意点になります。数枚をローテーションで使うと、乾く時間を気にせず使い続けられる点が便利です。着替えやタオルの洗濯が制限される避難生活を送る人に適しています。
吸汗速乾インナー
吸汗速乾インナーは、汗を素早く吸い上げて発散させる機能性素材で作られた下着です。綿の下着は水分を吸っても乾きにくく、汗冷えや体温調整の乱れにつながることがあります。ポリエステルなどの化学繊維を使った製品を選ぶと、肌面をドライに保ちやすくなります。汗をかく前から着用しておくと、蒸れを感じにくくなる点も使い方のポイントです。速乾性が高い製品ほど価格も上がる傾向があるため、複数枚をまとめて備えておくと着替えの選択肢が増えます。大量に汗をかく夏の被災生活で、着替えの回数を抑えながら肌を清潔に保ちたい人に適しています。
仮設簡易シャワー
仮設簡易シャワーは、水道が使えない避難所でも体を洗える簡易的な設備です。汚れや汗を洗い流すだけでなく、アトピー性皮膚炎の悪化や感染症を防ぐうえでも、シャワー設備や使い捨てタオルの配備が必要とされています。設置には水源と排水経路の確保が必要になるため、避難所全体での計画が選び方の前提になります。使用後は速やかに排水処理を行うことも衛生を保つための注意点です。避難所を運営する企業の総務・防災担当者が、皮膚トラブルの防止に取り入れたいグッズです。
【電源・環境測定グッズ9選】暑さ対策の防災グッズ
電力が止まった猛暑を乗り切るには、暑さ対策機器を動かす電源と、危険度を知る測定機器の確保が大切です。電源・環境測定に関する防災グッズ9選を紹介します。
熱中症計
熱中症計は、気温だけでなく湿度や輻射熱も合わせたWBGT(暑さ指数)を測定する機器です。WBGTの値が高いほど熱中症の危険度が高いことを示し、アラーム機能があれば数値が基準を超えたときに知らせてくれます。据え置き型と携行型があり、屋外で使う場合は携行型を選ぶことが選び方の目安です。直射日光が当たる場所に置くと数値が実際より高く出ることがあるため、設置場所にも注意が必要です。電池式であれば停電中でも使い続けられます。暑さを感じにくい高齢者の部屋や、子どもが遊ぶ場所の危険度を数値で確認したい人に適しています。
ポータブル電源(AC扇風機・小型冷蔵庫駆動用)
ポータブル電源は、内蔵されたバッテリーからAC100ボルトの電力を取り出せる機器です。扇風機や小型冷蔵庫、スマートフォンの充電を数日間続けられる容量の製品を選ぶと、停電時の暑さ対策に役立ちます。内部のリチウムイオン蓄電池は充電率が高いほど過熱時の延焼リスクが大きくなるとされ、一定量以上の保管には消防法令上の危険物規制が関わるため、直射日光を避けた場所での保管が求められます。使わないときも自然に少しずつ放電するため、定期的な充電確認も使い方の注意点になります。停電中も扇風機や情報収集用の電源を自給したい人に適しています。
(出典:リチウムイオン蓄電池に係る危険物規制に関する検討報告書|総務省消防庁)
ソーラーパネル
ソーラーパネルは、太陽光を電力に変えてポータブル電源に充電する発電グッズです。折りたたみ式のものであれば、使わないときはコンパクトに収納できます。夏場は日照時間が長く発電効率が上がりやすく、晴天が続けば毎日の充電が期待できる季節です。雲がかかると発電量が大きく下がるため、天候に依存する点は理解しておく必要があります。折りたたみ枚数が多いほど発電量は増えますが、収納時のサイズも大きくなるため、持ち出し用と備蓄用でバランスを選ぶことがポイントです。停電が長期化した場合でも、暑さ対策家電を動かす電力を自分で作りたい人に適しています。
車載用ポータブル冷蔵庫
車載用ポータブル冷蔵庫は、車のシガーソケットやポータブル電源から電力を取り、内部を低温に保つ冷蔵グッズです。DC12ボルトに対応した製品を選ぶと、車中泊や車での移動中でも冷却を続けられます。冷えたおにぎりや飲料、瞬間冷却パックの再冷却用としても使えます。庫内の温度は外気温や開閉の頻度によって変わるため、こまめに開け閉めしないことも使い方のポイントです。消費電力が少ない製品を選んでおくと、車のバッテリー上がりを防ぎやすくなります。停電下でも、限られた電力で家族用の冷たい飲食物を維持したい人に適しています。
クリップ式USB扇風機
クリップ式USB扇風機は、テントのポールやベッドのパイプなどに固定して風を送る小型の扇風機です。USB給電のため消費電力が少なく、ポータブル電源やモバイルバッテリーでも長時間動かせます。固定できる範囲は製品によって差があるため、挟みたい場所の太さを確認してから選ぶことが選び方の目安です。羽根が小さいため、送風できる範囲は限られる点も理解しておく必要があります。角度を調整できるタイプを選ぶと、風向きを細かく変えられる点も便利です。避難所の間仕切りスペースや狭い車内など、限られた空間に風を送りたい人に適しています。
DC/ACインバーター
DC/ACインバーターは、車のシガーソケットから取り出した電気を、家庭用の電源で使えるAC100ボルトに変換する機器です。車を臨時の電源として活用できるため、ACプラグが必要な扇風機や充電器を動かせます。出力ワット数には上限があり、対応するワット数を超える機器をつなぐと動作が停止することがあるため、使いたい機器の消費電力を確認しておくことが選び方のポイントです。エンジンをかけたまま長時間使うと燃料を消費するため、使用時間の管理も大切になります。ポータブル電源を持たない家庭が、車を利用して電源を確保したい場面に適しています。
予備の乾電池
予備の乾電池は、携帯ファンや虫よけ機器、ラジオなどを動かすための備蓄品です。使用期限が長く、常温で保管できるため備蓄しやすいという特徴があります。単三形や単四形など機器に合わせた規格を複数種類そろえておくことが選び方の目安です。長期間保管すると自然に放電が進むため、使用期限を定期的に確認することも大切な注意点になります。充電式と使い切りタイプを組み合わせておくと、長期の避難生活でも安定して使える組み合わせです。ポータブル電源やモバイルバッテリーの電力が尽きた最終的な場面でも、小型機器を動かしたい人に適しています。
ペット用足裏保護シート
ペット用足裏保護シートは、夏の強い日差しで熱くなったアスファルトから、犬や猫の肉球を守るグッズです。真夏のアスファルトは50度から60度に達することがあり、避難のための移動中にペットの足裏がやけどをする危険があります。シートを貼るタイプと、靴のように装着するタイプがあり、脱げにくさを重視する場合は装着タイプが選び方の目安になります。慣れていないペットは歩き方がぎこちなくなることがあるため、事前に短時間で試しておくことも大切です。夏場の散歩や避難時は、日中を避けて涼しい時間帯を選ぶことも工夫になります。ペットと一緒に避難移動する人に欠かせないグッズです。
非常用発電機
非常用発電機は、ガソリンやカセットボンベなどの燃料を使い、AC100ボルトの電力を作り出す機器です。人工呼吸器などの医療機器を使う要配慮者にとって、停電中の電源確保は生命の維持に直結するため、大容量バッテリーや発電機の準備が特に重要とされています。避難所では、こうした機器を必要とする人が優先的に使える環境を整えることが求められます。燃焼にともなって排気ガスが出るため、屋外や換気の良い場所で使うことが安全に使うための条件です。家庭の医療機器や、避難所全体の電源を維持したい人に適した機器です。
(出典:東京防災|東京都防災ホームページ)
まとめ
夏の停電や猛暑下の被災は、対応が遅れると熱中症につながる危険があります。地震や台風でエアコンや冷蔵庫が止まった状況では、体温の上昇と水分・塩分の不足が同時に進み、体調を大きく崩す原因になります。
本記事で紹介した55選の防災グッズは、次の表のように役割ごとに整理できます。
| 分類 | 主な役割 |
|---|---|
| 冷却・体温降下グッズ | 冷却 |
| 水分・塩分補給グッズ | 補水・補塩 |
| 日よけ・通気グッズ | 遮熱・防風 |
| 衛生・虫よけグッズ | 衛生・防虫 |
| 電源・環境測定グッズ | 電源・測定 |
備える際は、次の点を確認しておくと優先順位が整理しやすくなります。
- 持ち出しリュックには、瞬間冷却パックや経口補水パウダーなど軽量な冷却・補水グッズを中心にまとめておく
- 自宅や事業所には、クーラーボックスやポータブル電源、簡易シャワーなど大型の備蓄品を用意しておく
- 季節が変わるたびに保存水や乾電池の使用期限を点検し、ローリングストックで入れ替える
備蓄用の優先順位を整理し、リスト化しておくことが大切です。


